真夜中に目が覚めました。鼓動が聞こえるよう左の手のひらをぎゅっと胸にあててみました。更に右の手のひらを上からぎゅっとあててみました。鼓動がはっきり聞こえたような気がしました。「私は生きている」そう思いました。この鼓動もいつか止まる日が来ます。1秒先。明日。それとも50年後。1年前の今日、沢山の鼓動が止まりました。その人たちは宇多田ヒカルが結婚したことを知りません。