kiriの日記
DiaryINDEXpastwill


2003年01月08日(水) いとこのこと。

去年の8月、いとこが亡くなりました。
私の母の弟の息子で、28歳でした。
夜中の3時頃、札幌市内の大きな道路を渡ろうとして、中央分離帯に沿って歩いるところを、後ろから来たRV車にはねられたそうです。
すぐ近くにアパートがあって、そこに帰る途中だったようです。
私が、札幌にいたときは、そのすぐ近くに住んでいました。

いとことは、年も少し離れていることもあって、あまり親しく話したことはありませんでした。
でも、まだ赤ん坊の時、アパートで寝ている姿をみましたし、母方の祖父の家に行った時、よく家にいたので、小さい頃の記憶は、あります(いとこが5歳くらいの頃まで)。
大きくなってからは、ほとんど会っていませんでした。
久しぶりに会ったのが、伯父の葬儀の時でした。
その時は、大学の5年生か6年生だったと思います。
大学を留年しているという話だったので、どんな風に変わっているかと思ったら、向こうから挨拶をしてきて。
まったく普通で、妹や年の近いいとこたちとも、仲がよいようでした。
その後、祖母の葬儀の時にも会ったかも知れませんが、あとの記憶は、あまりありません。
その後は、結局、大学を卒業できずにやめて。
アルバイトをして、札幌で生活していたようです。
父の話では、みんな彼の事を心配して、札幌で一人でいるなら、アパートを借りてやってでもいいから、旭川に呼び戻したらいい。
って、言っていたそうです。3年位前から。。。
父は、普通そんなに、みんながみんな心配することなんてあまりない事なのに心配していたのは、きっとこういうことがあったからなんだなって言っていました。
彼にも、彼にしかわからないものがあったんだと思います。

葬儀には、多くの友人が参列していました。
親戚よりも多いくらいでした。
泣いている人も多く、彼の生前が偲ばれました。
告別式で、弔辞を読んだのは、中学・高校からの友人で、事故の直前まで、彼と一緒にいた人でした。
同じ札幌に住んでいるらしく、当日、その友人のアパートでお酒を飲んでから、「明日仕事だから帰るわ」って言って。。
深夜なので、歩いて自宅まで、帰るところだったようです。
出棺の時には、名前を呼んで泣く母親の姿に、みんな泣きました。
彼が付き合っていた女性も、ずっと一緒に式に参列していて。。。
それがとても、いいこで。。。
ほんとうにほんとうに、残念でなりませんでした。

正月に祖父の家に行った時、伯父と祖母といとこの写真が、仏壇に置かれていました。それをみて、ああ本当に、みんなもういないんだな。。。と。そう思いました。


kiri |MAIL

My追加