kiriの日記
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2002年12月26日(木) 向井亜紀

「空から降る一億の星」というドラマの再放送をみていたら。
深津絵里が、木村拓哉に、世界中が敵に回っても、私はあなたの味方だよ。
って、いっていました。
考えると、すごいセリフ。
だいたい、敵にまわしそうな立場の人に向かっていう言葉だし。。。
そうそういえるものじゃないですよね。

その後、NHKの「わたしはあきらめない」という対談番組で、向井亜紀さんが、出ていました。
おととし、妊娠中に、がんのため子宮摘出することになった時、わずかでも子供の命を救える可能性があるのなら、かけてみたい。
それで、私の命が終わるかどうかは、もう神様しか知らないので、チャレンジすることを、どうしてもやめたくないと訴える向井さんに。
ご主人が、「おれは、向井の命を守りたい」っていってくれて。
それまで、わたしのことを心配しつつも、それを言わないでくれていた、ご主人のその言葉を聞いて。
それで、あっ、もうここまできていたんだなって。
もう気持ちを切り替えて、一歩を踏み出さなければいけないんだなっていう。。。
意地だけでは、どうにもならない状況なんだなって。。。
これはもうしょうがないって。。。
ご主人のぐしゃぐしゃな顔をみて、そう思ったって。
それで、手術を決断したと話をしていました。

手術後、ご主人が、全く食欲のない自分に対して、よく二人でいっていたケーキ屋で、いつも、ありったけのケーキを買ってきて、テーブルに並べて、
「私いまケーキたべたくないんだけど。なんにも食べたくないんだけど。」っていう向井さんに。
「でも、このなかで、1個だけでも、もしかしたら食べたいのがあるんじゃない?
これだけあれば、ちょっとだけでも、クリームだけでも、なめたいものがない?」って。
ひとなめでもいいし、半分でもいいし、なにかこうワーって、食べ物を食べ物だって思い出してもらいたいなって。選ぶ楽しさを。。。ワァって言ってほしいなって。。。
その時、この人は、なんかいろんなところを、乗り越えてきた人だったんだなぁと思いました。といっていました。
お互いがお互いを信頼して。。。とてもいい関係なんだなって思いました。


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