はなび家の日常

2002年07月21日(日) 恐怖の果実体験

先週の日曜日 筑波に用事があったので、殿の実家からだとここからより近いからと言う事で土曜日の間に 殿の実家まで行く事にした。
毎年お中元はネットやら宅配やらを駆使して贈ってしまうのだが どうせ行くのだからと 殿が私が支度をしている間にジャスコへ買いに行く事になった。
最近次男のパンツ(下着)がなぜが破ける事件が頻繁に起こっていたので 次男のパンツも買うべく次男をお供につけた。



が  それが悪かった・・・・






私が家の掃除を終わらせ 荷物の点検をしている間に二人が帰ってきた。






「スイカ買ってきた〜♪
 ちょっと変わった形のスイカだけどねぇ〜〜〜〜〜♪」





(・_・)......ン? 四角いミドリのスイカでも買ってきたの?

と 見にいくと・・・・・・・



















緑色の 編みこんだような頑丈な小ぶりな手提げ袋から 本体の四分の一ほど トゲトゲが見えている。




















もしかして それは・・・・

ドリアン?





( ̄□ ̄;)!!ガーン




















殿の弁
「お中元を見てたらさ、 珍しいものがあるんだもん。
 次男がさ、 『こんなの二度と買うことは無いよ』って言うしさ。
 話のネタにはなるでしょ?」

お店の人の話
「このままぶら下げておけば 熟れるとパックリと割れてきます。
 そうしたら食べごろです。
 でも とにかく ドブみたいな臭いがするので 休みの前の日にたべてください。
 食べると体からも臭いがにじみ出てきます。
 家中ドブ臭くなります。



そんな恐ろしいものを買ってきてどうするつもりだろう・・・?
とりあえず出かけなければならないので 家の中に吊るし 実家へと出発した。
しかし不安は尽きない。
家を空けている間に熟して ものすごい悪臭を放っていたらどうしよう・・・

忘れる事にしてハンドルを握った。





無事用事を終えて帰ってきたとき 更に無事な事にドリアンは熟れずに待っていてくれた。 
良かった良かった・・・・ (;´・`)> ふぅ  







事件は翌日に起こった!

長男とパソコンのそばで話をしていると 何気に果物の匂いがしてくる。
まだドブ臭いわけではないので 最初はどこからしてくるのかわからない。
椅子に座っていると 匂わない。
立つと匂う。
しかも普通の果物だったら 熟れてます〜〜〜〜〜!早く食べてくれ〜〜〜〜〜!と言いたげな匂いである。


そう 匂いの根源は 「ドリアン」
パソコンに向かっていると ほぼ真上に位置するところに下がっている。
耐え切れず ベランダの物干し竿の端っこに移動する。



さて その日以来 郵便物を取りにポストへ行くと 何気に甘い香りが漂ってくる。
甘いから許される。
これがドブの臭いになるのかと思うと 本当に心配になる。






いよいよ ドリアン体験の日が来た!

それは昨日の事。

殿が ベランダに移動したドリアンに近づき
「どうなっているか」と手提げ袋から取り出したところ パックリと割れているじゃぁあぁりませんか!!!!

物好きな殿は早速 その割れ目からパックリと開けてみる。

途端に・・・・・


ぎょぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜
鼻が曲がる〜〜〜〜〜〜





正直 本当にドブの臭いかどうか判別もつきません。
とにかく強烈です。


ドリアンの中身は サツマイモ程度の大きさの黄色い物体が5房ほどっているって感じ。
しかもものすごく柔らかい。
房は更に三つに分かれ それぞれに親指程度の茶色い種(多分)が入っている。


珍味体験と言う事で 食べてみる。



最初の一口はものすごく抵抗のある味だった。
一口食べればいつのまにかにおいも気にならなくなり、 もう一つ食べてみる。

とにかく甘い らしい。
実はブニュブニュに柔らかい。

全身の感覚が麻痺したかのように 臭いも味覚もなくなっている。

子供たちも大慌てで口をゆすいでいる。
私なんて歯まで磨いてしまった。



不幸だったのは 長男。
朝からバイクで先輩と峠を攻めてきた(笑)ので 疲れて寝ていたが ドリアン騒ぎの真っ最中にバイトの時間が近づいたので 起きてきた。

ドアをあけた途端にドリアン臭!

速攻支度してバイトに出かけたのであった。(爆笑)





殿と次男を買い物に行かせると 珍しいものを買ってくることが多いのだが ドリアンほどのものは初めてだった。
嫌なコンビだ。
生涯二人きりで買い物に行かせるのは止めようと思った。


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