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ちょっと風邪をひいたら美人薄命と言われてしまったゆみなです。
こんばんわ。 あ、言ってませんね。ゴホッゴホッ。 それにしてもあゆ。すごい! ダンナさんが結婚式当日に他の女とキスしてる場面を見ても、そのまま結婚生活を続けてるなんて 普通の女の人だったら我慢できないことだ。ゴホッゴホッ。 そこで今日は病み上がりの身を挺して、あゆの心境ならびに本心ならびに魂胆ならびに私の思いつきを書いてみようと思う。 ゴホッゴホッ。 ダンナと元彼女がちゅうをしていたのを見てしまったのである。 まずは、そんな場面を見ても許せたのはなぜか? これは多分、「キスの相手が女、それも元カノで良かった。」と思ったのではないだろうか。 考えてもみてほしい。 これから夫となる男が、結婚式当日に他の男とキスしていたとしたらどうする。 あるいは90歳の婆さんだとしたらどうだ。 ましてや神父さんだったとしたらどうなるだろうか。 そのショックに比べたら、女とキスしていたことが至極常識の範疇に思えてこないか。 ホモではなかったということが証明されたのだ。 と同時にあゆが男でなかったということも証明されたことになるのだ。 三段論法だ。 ゴホッゴホッゴホッゴホッ。 一気に話したので、咳が止まらなくなってしまった。すまん。 次に、 しかし、みんなを見送り、帰りのタクシーの中でやっと私は涙を流すことができた。 ホモではないと証明されて喜ばしいはずなのに、あゆが泣いたのはなぜか? おそらく、まぁこれはあくまで私の勘だが、帰りのタクシーってとこがミソだと思う。 多分、ダンナさんはタクシーの運転手さんともキスをしようとしたのではないだろうか。 つまり、ホモではないと証明されたはずのダンナさんに、またしてもホモ疑惑が浮上してしまい、 さっきまで我慢していたあゆの涙腺も緩んでしまったと考えれば、全て辻褄が合う。 ゴホッゴホッ。 それでも、あゆはどうしてもホモの疑惑だけは打ち消したかったので、元カノキスとの話題へと無理やり持っていったに違いない。 それがあゆの「見たんだけど」という一言に繋がっている。 次にあゆは 「今日、どういう日かわかってるよね。信じられない」 と言っているがこの答えは簡単である。 ダンナさんは、今日がどういう日か分からなかったのである。 いや、もしかしたら「あれは、別れのキスだったんだよ」とダンナさんが答えているところを見ると、元カノとの別れの日と思っていた可能性も無きにしも非ずだ。 そして、いよいよクライマックスである。 当然その夜は背中を向けたまま眠った。 その夜というのは言うまでもなく結婚初夜のことだ。 背中を向けたままアレするのは、どうやるのか私には分からないが、多分中国雑技団のようなアクロバット体位だったのだろう。 ゴホッゴホッゴホッゴホッ。 あ、失礼しました。興奮したら咳が止まらなくて。 こうして翌日、私は重い心をひきずったまま新婚旅行に出かけたのだった。 こういう心境の中、新婚旅行に旅立つのは辛かっただろうと推測されるが、これはあゆの勘違いであって、重かったのは心ではなく、 初めてのハワイだったのでカバンの中に梅干しやら米やらを詰め込んでいたせいである。 そしてホテルに着いた。 ダンナがベッドの上に座っている。 「眠れないの?」と声をかけると沈黙したままだ。 ベッドのライトを点けて見ると、 ダンナが泣いていた。 多分、ただ枕が変わったせいで眠れなかったダンナさんだったのだが、あゆはまたもや勘違いして「もういいよ。忘れるから」 と言ってしまったのだと思う。 あれから20数年、そのことはすっかり忘れていたらしいあゆだったが、テレビ番組を見て思い出した。 今では完全に笑い話にできるほど、あゆとダンナさんの夫婦の絆は深まっている。 らしい。 ゴホッゴホッゴホッ。ゴッホのひまわり。
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