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今日はおやびんの番じゃねえかと気づいたあなたは、我々3人よりもいれぎゅりゃ!に詳しい人です。こんばんは。代打あゆです。
行ってきたましたよ。東京に。 兼高かおるが世界の旅なら わしは ちびっこあゆ飲むためだけの旅である。なげーし。ふりーし。 あ、ダンナには結局出かける前日の午後11時半に告げました。 「明日東京に行く」 しばらくの沈黙のあと一言。 「ご苦労様」 そんなダンナの暖かい言葉に後押しされて出かけたこの会には 実はエンピツの仲間である駐在さんが参加されるということで私は臨時召集されたわけなのである。 本当はわざわざゆみなの代打をしてまで今日登場したからには、 その飲み会の詳細をここに記するのが筋というものであろう。 しかし、今日昼間、昨日の話をしていてゆみなが 「あのカラオケ屋でさあ....」と言った時、 私は即座に答えた。 「えっ?カラオケ行ったっけ」 その時のゆみなの顔を私は忘れることができない。 こいつ.....とうとう....。 そんなふうにちょっと悲しそうな目で私を見ていた。 あんまり覚えてないんだ。 ところどころしか。 そんな泥酔するまで飲んだわけじゃない。 ヤバイ。またアルツの兆候が....。 明日朝起きて東京に行ったことすら覚えてなかったら本物だと思う。 だから駐在さんの日記に書いてあるように 裏拳をおでこにくらわしたことなど全然覚えちゃいねえのだ。 そんな私に昨日の飲み会のことは書けないんで、 詳細はゆみなの明日の日記に任せた。 幸い今日のことはまだ覚えているので、 私が東京を発つまでゆみなと何をしていたかを書くことにする。 朝、ゆみな家で目覚めると、ふすまを隔てた向こうの部屋で なにやらゆみなとダンナさんが話をしていた。 聞くとはなしにふすまに耳をつけた体勢でいると 私の耳に否応なく二人の会話が聞こえてきた。 ダンナさん「ああ、あれはだな、距離だよ距離。得意な距離っていうのがあるんだよ」 ゆみな「ああ、そうなんだ。だからこの間のレースはダメだったんだね。」 やはり朝からウマの話であった。 私は身支度を整え、ダンナさんにあいさつをしようとふすまを開けた。 「おはようございます」 「ああいらっしゃい。」 にこやかに笑いながらも ダンナさんは競馬チャンネルをしっかり見ていた。 ダンナさんはテレビを見ながらウマのことを私に教えてくれた。 「この馬はいいね。前足の筋肉がいいっ」 「目だね。目。毛並みとかは作れるけど、目は作れないからね」 「この馬はだめだよ。"僕どこにいるの?どうしたらいいの?"って感じだもの。人間でもいるでしょ?"僕どこにいるの?"なんて言う小学校1年生とか。あんな感じだね。」 馬も小学一年生に例えられるとは思っていなかっただろう。 そんな会話のあと、ダンナさんは出かけ、 私とゆみなも東京駅に向かった。 ランチのあと、新幹線の時間まで少し時間があったので 喫茶店に入った。 そこで私たちは見た。 カップルとそれぞれの両親が初めて顔合せをする現場を。 わし「あれ、絶対そうだよね。緊張してるもん。」 ゆみな「しかもさ、両方の親は地方から今日上京して来たんだね。なんとなくわかるよね。」 なにが「しかも」かはわからないし、ゆみなは北海道、わしは岡山の「地方」出身なうえ、わし自身昨日上京した立場なのだが、そんなことは棚に上げてわしは大きくうなずいた。 わし「そうだよね。女の子の方の母親、昨日美容院に行ってるよ。もみあげのところがくるんって巻いてあるし。」 ゆみな「前髪も昨日切りましたって感じだしね」 わし「そーそーそー」 ゆみな「美容院の名前は"ユキコ"だね。カタカナだよ。絶対」 わし「ビューティーユキコだよね。」 ゆみな「女性自身とか女性セブンとか置いてあって表紙にマジックででっかくビューティーユキコって書いてあるんだ」 わし「しかもちょっと前の奴しか置いてねえんだよな。ページの端っこが破れてたりさ」 ゆみな「袋とじは絶対開いてあるね」 わし「指で開いてるからギザギサにな」 ゆみな「で、ユキコがなんか中途半端に派手なんだよね」 わし「そそそ。下品な茶髪で、まゆげも極端に細かったり」 その後 延々とビューティーユキコの話で盛り上がったわしらだった。 やがてそれに飽きると今度は外でビラ配りをしている ちょっと薄幸そうな女の子に照準をあわせたわしら。 「ああ、だめだよ。両手ふさがってる人に渡そうとしても無理」 「早足の人なんかもだめだよね」 「それに自分から動かなきゃ」 「あああ、誰も受け取ってくれないからため息ついてるよ」 「あ、受け取ってもらったよ」 「ちょっと今うれしそうに笑ったね」 「1人が受け取ってくれるとちょっと積極的になって連続して渡そうとするね」 「残りのビラがあと何枚あるか数えてるね」 また延々と...。 ホントにどうでもいいことはよく覚えている私だった。 あ、最後になりましたが 飲み会でお会いしたみなさん、ありがとうございました。 『楽しかった』ということは覚えております。 もし失礼な発言や裏拳等の被害がありましたら、この場を借りてお詫び申し上げます。
rya
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