DiaryINDEXpastwill


2004年03月09日(火) 長嶋さんお大事にシリーズ。最終回

昨日のあゆはいったいどうしたというんだ。


「こんにちはあ。あゆでえす。」


大阪の寒さ以上にこのあゆの寒さをどうにかしてほしい。
こんばんわ。ゆみなでござる。


るるもあゆも長嶋さんのことを心配していたが私も例外ではない。
下敷きに長嶋さんは入ってなかったし筆箱に入れた記憶もない。もちろん冷蔵庫にも入ってなかった。
はっきりいって私の中のどこにも長嶋さんの存在は見当たらない。
しかし、彼の何事に対しても真摯な姿勢とそれを凌駕するほどのすっとぼけた逸話と、野球をやってなかったらガッツ石松と紙一重というギリギリの線にいる長嶋さんに尊敬の念すら抱いてる私は同じお笑い芸人として、どうしても長嶋さんには良くなってもらいたいと心底思っている。


また、それだけではなく、実は以前、長嶋さんの奥さんとお会いしたことがあるのである。
私は徳光さんご夫婦と懇意にしていただいてる関係で、徳光さんの奥さんと長嶋夫人と私ともうお一方と会った事があるのだ。
たった一度なのでもちろん亜紀子夫人は私のことなんぞ、とうに忘れてるだろうし、たとえ覚えていたとしても、せいぜい「綺麗な人」程度の記憶しかないだろう。
その頃は長嶋さんが巨人軍の監督をしていた時期で、それも最下位を彷徨っていた頃だったので、
長嶋夫人に「長嶋さんに頑張ってください。とお伝えください」と言った。
すると奥さんは「主人が頑張っても選手が頑張ってくれないとねぇぇ。」などと選手のせいにしていた。
私も「そうですよねぇ。いっそのこと監督がまた復活して打つってのはどうでしょう。」と提案したが一笑に付された記憶がある。
長嶋さんのあの天真爛漫な明るさとは対照的に落ち着きのあるあの奥さんの今の心境を思うと、一日も早い回復を願わずにいられない。


さて、話は変わるが、最近の私はなぜか忙しい。
仕事もそうだが、次女の高校進学に際しての諸々の手続きやら購入品やらで土日も競馬に専念できないほどの忙しさだ。
先日も教科書だとか靴だとか体操着だとかを買いに行った。
なんでこんなものまで指定されなきゃならないのかと思いつつも、
そこが業者との癒着を如実に物語る私立高校の特色なのだから仕方がない。
娘は娘で春休み中の宿題を大量に高校から貰ってきて、
「どうして一番気楽に過ごせるはずの春休みにこんなに問題を解かなきゃならないのか。」と不満げだった。
親子そろって不満をぶちまけるために、帰りにファミレスに寄った。


するとそこである親子に声をかけられた。

「あの〜、ゆみなさんではありませんか?」

正直に言うと私にはその親子の記憶がまったくない。
思い出そうにも何をどこから思い出したらいいものかすら見当がつかないほど記憶がないのだ。
もしかしたら私はボケたのかもしれない。
でなければ、この親子がボケていて、あてずっぽで私の名前を呼んだらタマタマ当たったかのどちらかだ。
しかし、自慢じゃないが私はただの美人なだけじゃなく、ものすごい八方美人である。
どんなに記憶のない人間に対しても
「あああああ!!ひさしぶりぃ〜。」と言ってしまうのだ。
喋ってるうちになんか思い出すだろうと高を括っているのである。
だが、1分喋ろうが2分喋ろうがなんの手がかりもつかめない。
そのうち、次女がトイレから戻ってきたので、こりゃ次女の記憶に頼るしかないと思い、
「ヒロミ!覚えてるでしょ〜〜?ひさしぶりだよねえ。」と聞いてみた。
すると次女も、
「ああああ。」と言った。
ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、次女はすぐに
「誰ですか?」と言い、私に助けを求める目つきをした。
私はどうしたらいいものかと迷いながら
「ほら。あの。えっと・・・」とドギマギしていたら、相手のお母さんの方が
「幼稚園で一緒だった高田香織だよ。忘れた?」と名乗ってくれた。
私は心の中で「ああ、高田香織ちゃんかぁぁぁ。」とそこまでは思い出したが、高田香織ちゃんがどういう子だったかまでは、やっぱり思い出せなかった。
次女は名前を聞いても思い出せないようだった。


それでも高田親子は嫌な顔ひとつせず、
「ゆみなさん。全然変わってないからすぐ分かったよ。実はね発表の時に見つけたんだよ。」と言ってきた。
そこまで覚えていてくれたのに何にも思い出せない私は高田親子に申し訳なく感じ、なにか言わなきゃと使命感に燃え、
無難な線で「髪、切ったのね。」と適当に言ってみた。
すると、うまく的中し、
「そうなの。昔は長かったからねぇぇ。」と高田母が答えたので、私のいい加減さもたまには当たるもんだと自信がついた。
それからしばし話した後、これから入学したらよろしくね。と挨拶をして別れた。
次女は高田香織ちゃんのことは最後の最後まで思い出せなかったが、その日の香織ちゃんの印象がとてもよかったので
「高校に行ってもひとりお友達が出来たから良かった。」と安心していた。


次女は今日、川越まで校外学習とかいう遊びのような学習をしに行き、明日は球技大会で、明後日は卒業遠足でディズニーランドに行く。
19日の卒業式まではほとんど遊びのような中学校生活をエンジョイする。
高校に行ったら、勉強中心の生活になるのは目に見えているので今のうちにたくさん遊んでおくがよい。






rya |こっそり掲示板
My追加