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2004年03月04日(木) 代打だけど楽しい我が家

こんばんは、あゆです。また今日もゆみなは背中が痒いらしい。というわけで私が代打日記を書いた。

昨日までの流れでいくと、これで日記が終わってしまう。
そうは問屋が卸さない。どう卸すんだ。問屋。

突然フリーになって、なんだか、
毛の抜けた生活にイヤ毛が生えている。
イヤイヤ生えてる毛か。
イヤイヤ生えてても毛は毛だろう。悪いか。
って誰に対して何を怒ってんだわしは。
正確に言うと
気の抜けた生活に嫌気がさしている。
だ。

しまった!
これ、最後の「本日の言いまつがい」に使ったらよかった。
もうあとの祭りだ。
それにしてもなんだあとの祭りって。

いやに今日はつっかかるな。わし。

それほど嫌気がさしているということだ。


「せっかくだからさあ、こういう時に映画行ったりしようよ。」

「ゴルフも行く?」


そりゃあ私だって、映画も行きたいし、ゴルフもしたいよ。


でもアンタとは行きたくないんだよ!

アンタと行くくらいだったら一人で行く。
ゴルフもアンタと行くくらいだったらしたくない。

アンタって言ってるからと言って、私がオカマになったわけではない。
もともとオカマだ。オカマなのかよ。ゆみなかよ。

アンタとはあの人だ。

そのアンタが先日、

これなら家族全員痩せられる!
と突然叫んだ。

見ると何かDMを見ている。

何?それ。

子供たちの質問にアンタは答えた。

「部屋に置くだけで痩身波動を出して部屋全体をダイエットルームに変える機械があるんだって。」

......。
アンタ、何回も言うようだけど

手足に巻くだけで痩せる器具や
おなかを基点にして腕の運動をする道具や
首に巻く趣味の悪い金属は

ぜええええんぶホコリかぶってますが?

ケチ節約家なのに楽して痩せる道具には目がないのですなあ...。

その前にゴロゴロしながらお菓子を食べるのをやめなよ。
と思う私を尻目に
アンタはそれを注文した。

私はどんなものかとDMに同封されていたチラシを見た。

おなじみ使用前使用後の写真は、一ヶ月で13kg痩せたとか
7kg痩せたとかの紹介。ありがちありがち。
もちろん「全国からの驚きの声」も紹介されている。
そして、一番注目したのは....
この世紀の大発明をした"ドリーム・チーム" の写真だった。
白衣を着たアメリカ人(アメリカで世界に先駆けて発表されたとのこと)が、3人立っているのだが、
私はまず彼らのバックに注目した。
そんな大発明をした場所のはずなのに、彼らの後ろには

木製の棚。

しかも赤っぽいビンが2.3本と小さな箱が数個だけで、あまり物も置いておらずスカスカである。
横にはプラスチック製の4段の小さな引き出しがある。
どこの家庭でもあるような安そうな透明な引き出しのやつである。
その上にはダンボール箱が見える。

そして、そのドリーム・チームの面子だが...
まだ左端はめがねをかけて腕組みをしており、研究者に見えないこともない。商品を手に、ちょっと薄笑いを浮かべている真ん中の人は広い額に一束ハラリと前髪が垂れている。これもまだよしとしよう。
問題は右端の男である。他の二人より背が高い彼は、黒ブチのめがねをかけ、マッシュルームカットっぽい髪、少し斜に構えて両手を自分の胸のあたりで組んでいる。
こ...これは....


オースティンパワーズ!!!

この男のおかげで、その写真は、どう見てもコメディー映画のワンシーンのような感じなのだ。

あやしいぞ。あやしすぎる。

なのにその「装置」は今日ウチにやってきた。

大きさは普通の国語辞書の半分くらいで、ものすごく小さい。
こんなので「部屋全体をダイエット・ルーム」に変えることができるのか?
価格はアンタにしては清水の舞台から飛び降りてその反動でまた舞台に戻ってくるような

15,800円!!


喜々として、その「装置」を設置しながら
(と、言ってもコンセントをさすだけだが)、アンタは言った。


「これで痩せたら1人10,000円ずつちょうだいね。」


ついに家族相手に商売まで始めちまいやがった。
小商いだし。





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