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2003年12月10日(水) プレあゆ誕生日

こんばんわ。ゆみなです。

みなさん。
もうすぐですよ。安心してください。
もうすぐリレー小説も終わりです。あと一巡です。頑張ってください。
って、誰に言ってるんでしょう。


まったく収拾がつかなくなってきました。いや〜正直いって私もここまでワケわかんなくなるとは夢にも思っていませんでしたね。
これは3人の協調性がなくなったと判断すべきなのか、それとも誰かがなんとかしてくれるだろうという信頼感が増したというべきなのか、
それすら分からない状態です。


今はただ私の担当が今日で終了したのでホッとした。


それだけです。
あとはるるとあゆがこの収拾のつかなくなった小説をどんなふうに纏めていくのかが楽しみです。


あ、それと最後になりましたが、明日はあゆの誕生日です。


おめでとう・・・(泣)


って、なんなんでしょう。「・・・」は。
って、なんで泣いてるんでしょう。私。

では、そろそろ何の感動も反応もないリレー小説参りましょう。



■■■「午前0時13分のメール」 第10話



「小次郎、敗れたり」


仁王立ちになったきたさんはいきなりそう言った。


小次郎って誰?
と思っていると、私の背後から東スポ新聞にくるまれた男がムクムクと顔を出した。


「よくここが分かったな?きたさん。」


これから決闘しようとしているのに、小次郎は「さんづけ」だった。
意外と律儀な男なのかもしれない。
昔ゆみなのダンナさんが娘の部屋があまりにも汚いことに腹を立て、
「少しは掃除しろっ!そこらへんのミッキーやらプーさんをなんとかしろっ!」と叱ったときに似ている。
怒ってるのに「プーさん」かよっ!


私はこれから河原で行われるであろう決闘にハラハラドキドキワクワクウハウハしていた。
すると二人は、一歩づつ歩み寄り、



「ジャンケンポン!あっち向いてホイ!」をやり出した。



あっち向いてホイ!かよ。

あっち向いてホイ・・・
向いてホイ・・・
ホイ・・・


もしかして・・・・


私の中に一つの疑念が湧いた。

きたさんのハンドルネームは確か「kitainohosi」

並べ替えると・・・・


「kinositahoi」


木下ホイ・・・・



私は頭の中がパニックになりそうだった。
二人があっちを向きながらあっち向いてホイをしてる間中、今までの経過を整理してみることにした。


えっと、
確か私のところに0時13分に毎日不信なメールが届いた。
そしてきたさんが「小次郎敗れたり」と言った。


ダメだ。これじゃ整理しすぎだ。
もう少し内容を突き詰めないと。

しかし、一話から読み続けても内容を把握するのは無理だった。

今言える事は、きたさんは木下ホイに間違いないということだった。
入院中に山田太郎と名乗ったのは敵を欺くためだったのか。
それとも、単なるウケ狙いだったのか。
もし後者だとしたら、それは失敗だったと言うしかないだろう。

私がずっと恋焦がれていた人が、あの木下ホイだったなんて・・・

愕然としたままその場を立ち去ろうとしたその時、
小次郎が

「うわー!やられたーーーっ!」と叫び声をあげた。

たかがあっち向いてホイで負けたくらいで大げさなヤツめ。

「わーいわーい!勝っちゃったもんねーーっ!」
今度はきたさんが狂喜乱舞していた。

二人とも狂ってるとしか言いようがない。


帰り道、私は今までの自分を省みた。
不信なメールに怯え、逃げようとしたばっかりにキツネどんべえを食べたり、マッチを擦ってみたり、あげく火傷を負い入院までした。
きたさんという意中の人の本性も知る羽目になってしまったのだ。
すべては自分のこの弱腰の姿勢から引き起こした事象なのだ。

そうだ。
逃げてはいけない。
私は不信なメールに立ち向かう決心をした。


〜つづく〜







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