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2002年10月15日(火) 鬼馬ニ(るりこ)、その後

こんばんは、「鬼鬼」と書いて「るる」です。
ようやく「りゃ!」らしい小説になってきて、
母さんは、嬉しいやら情けないやら、、、

でも、何がすごいって、

あゆがやる気を出してる!

あ、もうこれはいいですか。
っていうかね、ほんと、あゆっち、リレー小説になって
水を得た魚のごとく、筆が走ってると思いませんか?

だから、お父さん、お願いです。
あゆっちの次って順番は、カンベンしてください。

ワタクシ、ほんとに「丹子母鬼馬ニ」というお方、
知らなかったんですよ。
これ、つらいですよ。
たぶん、お茶の間の皆さんはここでドッカンドッカンうけてるんだろうな、と
そういう感覚だけは手にとるようにわかるのに、
自分は笑えない、
これはツライです。

高校のときに、世界史の授業中に
教室の廊下側の席の男の子が、
「金玉均(きんぎょくきん)」という歴史上の人物の名前を
小声で日本語読みして、そこからクスクスクスと笑いのさざなみが立ち、
廊下側から窓側の席まで、そのさざなみは、やや時間をかけながら
届いたことがありました。
窓側の最前列に座っていたジュンコちゃんも
やや遅れて「くすくすくす」と笑ったそのときです。
板書をしていた男性教諭が振り向きざまに、ジュンコちゃんに向かって言い放ちました。

「君、今、なんで笑った?」

ジュンコちゃん、答えることができずに黙っていると

「今、つられて笑っただろう?
みんなが笑ってるのに、一人だけわからないでイヤだったんだろう?
つらいよな、そういうときは。うんうん。」

と、しみじみと語ったのを思い出しました。
「たんこぼきぼじ」で笑えなかったワタクシの気持ちをわかってくれるのは
先生だけですね、きっと。。

あ、でもね、先生、あのとき、ジュンコちゃんが黙っていたのは
お年頃の女の子にとって
「金玉均」の日本語読みをみんなの前で言うのが恥かしかっただけなんですよ。

さ、そんな話はどうでもいいですね。
皆さん、お待ちかねの「果てしなき夢のために」。
いよいよクライマックスです。
ドリフに出てたのは
ジャンボマックスです。
なんで、あれが人気者だったのか、今となっては不思議ですが、
うちに人形がありました。
不思議ですね。

さあ、気を取り直していってみましょう。
一体、るりこはナニモノなんでしょう。
そして、僕の夢とは。。

知りたいですね。
ワタクシも知りたいです。




◆◇◆◇◆◇◆

「果てしなき夢のために」第6回


なぜ、わらじなんだ。。。
僕がダウンジャケットを着ているこの季節に。。

鬼馬ニがメニューに見入ってるすきに
足元を観察すると、
冷たい雨の中をわらじで歩いてから、暖かい喫茶店に入ったせいだろう、
そして赤くなった素足は、痒いのだろう、
右足の甲を左足のわらじの底で、バリバリとこすっている真っ最中だった。。

僕がコーヒーをオーダーすると、
鬼馬ニはお腹がすいていたのだろう、
スパゲティとピラフを頼んだ。

給食のソフト麺のようなスパゲティが運ばれてくると
鬼馬ニは、抜けた前歯の隙間から器用に一本づつ食べてみせた。

「ね、、、どうして、わらじなの?」
思い切って聞くと、
鬼馬ニは、なぜそんなことを聞くのかさも不思議だという顔をして

「私ね、フランス人とのハーフなの。」

とだけ答えた。
「ふーん。。。」
僕はだんだんと遠のいていく意識のなかで、
やっとの思いで、それだけ答えた。


〜つづくのか?






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