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2002年05月19日(日) あれから一ヶ月

昨日は穴掘り大会に行き、飲んだくれて帰宅したため、ついにゆみなに代打を頼んだあゆです。こんにちは。

貸しが1つ減ったのでちょっと悔しい。

だけど、ゆみなが金曜日に飲んだくれてたおかげで
昨日は午後三時まで眠りこけ、
その結果私が昨日夜中にオンラインしたときに
眠れないゆみながいてくれた。
それで私は史上二人目のサボり人にならずにすんだのだ。


これはまさに神の思し召し。
ゆみな、金曜日に飲んだくれてくれてありがとう。
くれてくれてって何だよ。

それに史上二人目っーのは中途半端だしな。
るるの史上初のりゃ!サボりは人々の心の中に刻み込まれ
永遠に名前が残るだろう。
出身地に銅像が建つかもしれない。
演歌歌手かよ。

だが二人目というのは
明日になると忘れてしまうのが人間というものだ。
それでなくても3人の中で一番地味な私。
多分りゃ!の登場回数も一番多いのに

「あれ、誰だっけ」
「ちっちゃい人だよね。身体も肝っ玉も」
「そうそう。でも名前が思い出せないよね」
「確か歌手と同じ名前だった」
「そーそーそーそーええっと・・・」





















「奥村チヨ!」

などと言われるに違いないのだ。

チヨってカタカナなのが泣かせるけどね。

いつものように長い前置きになってしまった。


お題制全盛時代に前回の穴掘り大会の時のことを「どうしても許せない人」というお題で書いた。
ダンナが居酒屋のお店の人にさんざんいちゃもんをつけたという話だった。

そして昨日。
私たちは穴掘りで心地よい汗をかいたあと、
いつもの店に行った。

店長が奥から出てきて満面に笑顔を浮かべ、

「お待ちしておりましたっ」
と迎えてくれた。

「こちらにお席をご用意しています」
と我々を半個室になっているスペースに案内してくれた。

すでに机の上にはお皿とお箸がきれいに並べられている。


「誰か予約の電話でもしてくれてたん?」
一応穴掘り大会の幹事である私はみんなに聞いた。

しかし誰も予約はしていないと言う。

そのやりとりを傍らで聞いていた店長、
「いえ、毎月第三土曜日にだいたいこの時間にお越しいただくと聞いておりましたのでこちらでご用意させていただいてたんです」

うげげげげ。
勝手に用意してたんかいっ。

その後も店長は何かと私たちの席に様子をうかがいに来ては
「お飲み物、お持ちしましょうか?」
「追加のご注文はございませんか?」
と何かと気を使ってくれる。

注文の品を持って来てくれる店員さんたちも
中国雑技団員のように
皆一様に張り付いた笑顔を浮かべている。


私たちは明らかに他のお客さんとは違う扱いを受けている・・・。

「やっぱり“やから*”は入れとくものだ」
皆口々にそう言っていた。

*注釈:「やから」とは、大阪弁である。
アクセントは「か」に入る。
所謂いちゃもんのことだが、いちゃもんよりさらに悪質な言いがかりをつけるときに使われる。

さらに昨日は、にごり酒を注文すると
ワールドカップとのタイアップキャンペーン中で
くじが引けると言うので私はそれを注文した。

くじを引いたのは仲間で一番若手の青年である。

彼ははじめそれが「めくり式」のくじだと思い、
一生懸命めくろうとしていた。
だがなかなかめくれない。
その様子を見ていた店長
「申し訳ありません。それは削っていただくくじです。」

そんなことは申し訳なくもなんでもない。
彼が勝手に「めくり式」だと思い込んでいたにすぎないのだが。

そして彼がひいたくじは

4等。

賞品は
サッカーボール柄のビーチボールであった。


店長
「おめでとうございますぅぅぅぅっ!」
と大仰に言い、自ら賞品を運んできてくれた。

まだ膨らませていない状態のぺっちゃんこのビーチボールがビニールの袋に入ってあったのだが・・・


なんとそれをわざわざお盆に乗せていたのだ。



その時確信した。







「我々は恐れられている・・・」


私の頭の中には



「仁義なき戦い」のテーマが流れていた。




小心者の私はダンナに言った。
「ここまで気ぃ使ってくれてるんやったら、ボウリング大会の日程が変わったり、ボウリングの後ここに来ないときは連絡せなあかんよね」

ダンナはそれに答えてこう言った。


「別に連絡なんかしなくてもいいよ。
こっちが頼みもしないのにあっちが勝手にしてるんだから・・」



・・・・。



この慇懃無礼とまでいえる状況を作ったんは誰や!
おまえがさんざん“やから”入れたからとちゃうんかいっ!
わしらがヒヤヒヤしてたんがわからんかったんかいっ!
却って居心地悪いやないか!

私はなぜか萩原朔太郎を思い出した。


























月に吠える

そんな心境の昨日の私だった。
そら飲まんとおられますかいな。


っつーわけで、ゆみな、代打ありがとう。
でもあと、もう5回くらい残ってるから。よろしくね。
それに私は「酒は飲まない宣言」はしない。



小物の上に嘘つきのレッテルを貼られるのはごめんだ。

ごめんだ。あやまってるのかよ。しかもえらそうに。



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