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こんにちは、姑ネタに「シャレになんない」と涙目で抗議したい、清楚な人妻であり堪える嫁でもある、るるでございます。
えー、本日のお題は「恋愛」だそうで、困っちゃうなぁ、もう♪ って照れてる場合じゃないんですけど、 だってね、ワタクシ、ろまんちっくに恋愛を語れるほど、恋愛経験も人生経験も積んでないんですもの。 何をもってして、「恋愛」と呼ぶかそのへんが微妙ですが、そうですねぇ、ワタクシがこれまでの人生で好きになった人は、、、30人ぐらいでしょうか。。 って、これは単に好きになった人ですよ? お付き合いした人の数じゃないんですけどね。 って、なにをうろたえてるんでしょうね。 パパが時々読んでるらしいっていうのを気にしてるんでしょうかね。 えっと、最初に好きになったのは、たぶん小学校1年生のとき、隣りの席に座った「しゅんちゃん」だったと思います。 給食に出たレーズンパンのレーズンが苦手で、食べられないでいた時に、一つ一つ指でほじくりだして食べてくれました。 その瞬間、好きになってしまいました。 そして、そのレーズンを上唇の裏側って言うんですか、前歯と唇の間の部分ね、あそこに詰め込むだけ詰め込んで、ニヤ〜ッて笑って見せてくれた瞬間、その恋は終わりました。 その次は、やっぱり1年生のときに、藤本君にプロポーズされました。 全然、藤本君のことなんか眼中になかったのに、滑り台のところで給食の残りの揚げパンかなんかを差し出されて「結婚しよう」って言われて、「うん」と答えてしまいました。 でも、それっきりだったと思います。 それから、いろいろあったけど、中学生になったとたんに、シモヤマくんに「付き合ってください」って言われて、毎日同じ教室に通うのに何を付き合うのかわからなくて、真剣に困ったあげく「お弁当ぐらいなら、付き合えます」と返事をしたのが、良かったのか悪かったのか、やっぱりそれっきりになってしまいました。 それから井出くんと交換日記をしたけど、テスト前にめんどくさくて問題集の答えを書いたら、それっきりになってしまいました。 この頃は、本当に「付き合う」という意味がわかってなかったんですね。 高校に入ると、憧れの先輩ができたり一緒に下校したりするボーイフレンドができたりしたけど、それが恋だったのかどうか、わかりません。 卒業するときに、よく一緒に下校したり模試を受けに行ったりしてたボーイフレンドが浪人することになって 「一生懸命がんばるから、大学に合格するまで他の人と付き合わないで待っててほしい」と言ってましたが、 「それは約束できない」 と、あっさり言って、やっぱりそれっきりになってしまいました。 本当の恋を知らなかったんですね。。 大学に入ってからも、やっぱり同じようなあっさりとした付き合いを繰り返し、社会人になってもなお、あっさりとした付き合いをしていたころは、本気で悩んでいました。 「私はこのまま、恋を知らずに終わってしまうのかしら。。」 「胸焦がすような恋を知らないまま、お見合いでもしてあっさりと結婚するのかしら。」 「濃い恋愛を経験できないのは、私が女性としての魅力に欠けているからなのかしら。」 などなど、何を「恋」と言い、何を「愛」と言うのかわからないまま、悶々としておりました。 その頃の職場は女性が多く、男性は家に帰ったら子供が二人って感じのおじさんぐらいしかいませんでした。 でも、そのおじさんは、親切で礼儀正しく行動力もあり仕事もできる、それはそれは良いおじさんでした。 ワタクシはそれまで、そんなに年齢の離れた男性と親しく話したこともなかったので、彼の言動ひとつひとつが尊敬できるような、そんな気持ちになりました。 素敵な人だなぁ。。。 そう思いながらも、きっと彼は私のことなどまったく恋愛対象に思わないだろうし、第一彼には家に帰ったら子供が二人、お風呂に入れてくれと待ってるわけで、ああ、これがいわゆる「道ならぬ恋」ってものなのかしら、などとさらに悶々としておりました。 今思えば、この頃がまさにワタクシの「恋」の第一歩目だったのだと思われます。 それから、彼と仕事をする機会が増え、仕事仲間とスキーに行ったりしました。 スキー場のリフトに彼と乗って、スキー初心者のワタクシは、身体にあれこれ装着した段階で身動きができなくなっていて、鼻水がタラララ〜と垂れてしまっても、それを拭くこともできずにおりました。 大好きな彼が隣りにいるのに、鼻水を垂らしているワタクシ。。 そのときに、この恋の終わりを覚悟したのですが、なんと彼は自分のウエアーのポケットからティッシュを出し、ワタクシの鼻水を拭いてくれたのです。。 はい、まさにこれが「恋」から「愛」へ変わった瞬間です。 同じ頃、友人の彼の運転する車で、友人と送ってもらっているときに、運転する彼の隣りの席で、その友人がおもむろにティッシュを出し、鼻をチーンとかんだことがありました。 ワタクシはとっても驚いて、「あなたったら、彼の前でなんてことを、、、」とうろたえていたのですが、その友人も彼も、なんでワタクシがそんなにうろたえているのかさえわからないと言った様子でした。 その時ワタクシは、「恋」と「愛」の違いは、ここだな、と確信したのです。 恋する人の前で鼻はかめないが、愛する人の前では鼻もかめる、ということです。 まさに、リフトで鼻をたらしていたワタクシは、愛を垂れ流していたわけです。 そして、それを拭いた彼は、ワタクシの愛を受け止めたということなのです。 さらに彼は、キャンディーを出すと、個別包装を開け、手袋とストックでいっぱいいっぱいのワタクシの口になかに、入れてくれたのです。。 ワタクシの目はハート型になり、それからはとんとん拍子に恋愛はもりあがり、あっというまに結婚してしまいました。 あ、家に帰ったら子供が二人っていうのは、そういう外見だっただけで、彼は正真正銘の独身男性で、しかもオジサンではなく20代だったのでした。 それから11年とちょっとが経ちましたが、今では鼻水を拭いてくれることもキャンディーを口に入れてくれることもなくなり、悶々とすることもドキドキすることもなくなりました。 でも、同じ志をもつ同士というか(笑)、戦場で戦う戦友というか(苦笑)、なにか強いつながりが育ってきています。 これを「恋」というか「愛」というか、よくわかりませんが、あの頃の「恋愛」のエネルギーがあったからこそ、今本当にほっとできる存在になり得たのだと思います。 おかげさまで、ワタクシも今ではパパの前で鼻もかめるようになりました。 世の中には、毎朝トイレに出したブツを見せて、その作品の説明をするといったような、さらに深い愛情で結びついたご夫婦もいるようでございます。 また、どうしても許せないと思いながらも、パチンコという共通の趣味を得て愛を確認しあっているご夫婦もいるようでございます。 いろいろな愛の形があるものですね。 さて、ワタクシの華々しい恋愛遍歴をご披露しただけで終わってしまって申し訳ないのですが、ここで次のお題の発表をいたします。 なんだ、恋愛らしい恋愛は、パパだけじゃんか!とか言わないように。 それがけっこう幸せの条件だったりする場合もあるんですから。(笑) あ、でも、シモヤマくんは、ちょっとだけ天才かなって思ったことがありました。 彼はラブレターの最後に、何を思ったのか、 「白人+黒人=灰色人」 と書いていました。 これが何を伝えようとしていたのかは、今でも謎ですが、もしかしたらシモヤマくんは天才だったのかもしれないと、思っています。 さて、次のお題ですが、 「ノモンハン事件」 って言われて、ふんどし一丁で悶え苦しんでもいけないので、 「悲しいとき」 これで、どうでしょうか。 ちょっと詩的ですね。 ポエムを書いていたこともあったらしい、ゆみなさんに、美しく書き上げていただきましょう。 それでは、よろしく。
rya
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