「お前って本当にわがままでお姫様だよな」
と笑いながらであるが言われてしまった。
子供時代、厳しく育てられてしまったので、大人になってから甘える癖がついてしまった。
「今までの男には”お姫様”扱いされてたんだろうけど、俺には望むなよ！」
はいはい。
あんまり毒舌だから、ちょっと甘えて
「もっと優しくしてぇ〜」って言っただけなんだけどね。
あいつから毒舌取ったら、面白くはないなあ。
「お前は可愛いね」なんていわれたら逆に気持ち悪い・・・。

何だかね。今日はすっごく甘えたかったんだよ。
「ねえ。何か言う事、忘れてない？」
「（笑）忘れてないよ。何だっけ？」（とぼける）
「忘れてるよ〜〜」
「何、甘えてるんだよ」
「甘えたいの・・・ねぇ・・・言うことあるでしょ？」
「それって”あ”がつく？」
「つくよ」
「”い”もつく？」
「つくよ」
「”し”や”て"や”る”もつくのかな？」
「つくよ〜〜」
「もう言ったからいいでしょ？」
「嫌だぁ。まとめて言ってよ！」
「しょうがないなあ。愛してるよ」

後でのメールで
「今日は特に○ちゃんの事、好きだよ。甘えたいよ」
ってメールしたら
「駄目駄目甘えるのは俺の特権なんだから・・・」
彼の「甘え方」は何気ないから好き。
ゴロゴロしてくる訳じゃないけど
あたしがお風呂に入ろうとすれば
「お風呂は一緒に入る」
「頭洗ってよ」だし
「タバコ取ってよ」
「愛してるからコーヒー入れて」
そんな感じ。それが何か好き。
後、好き嫌いが多くて
「野菜食べなさい」
「ご飯の前にお菓子食べちゃ駄目！」
って、あたしに叱られるのが好きらしい・・・（絶対に言う事はきかないけど）
寝る時もあたしを腕枕して、絶対に離さないし
テレビ見てるときも、くっついてなきゃ駄目だし、いっぱいキスしてくるし・・・
Sっ気強いくせに甘えん坊。
恐い顔とのギャップが好き。

きわどい会話もしてしまった。
「鞭とかロウソクとかでお前と遊びたい」
「だから痛いのは嫌だってば」
「叩いたりはしないよ」
「鞭で叩かないで、持ってるだけでどうするの？」
「う〜ん・・わかんない。でも縛るだけじゃ面白くないし」
「あたしを縛ってどうするんだよ。面白いのかよ！」
「お前、感じるかもよ」
「興味ねぇよ・・あたしは縛られてバイブ突っ込まれるの？店のオプションでバイブした事あるけど、痛いだけで感じないよ」
「大丈夫。俺の前なら恥ずかしくて感じるよ」
「やるんなら自分で買ってきてね。あたしはそんな物に金を使いたくない」
「は〜い！」

その後も
「全身、舐められたい」
「舐められたいんだ？」
「樹杏はいっつも舐めてくれるじゃん」
「気持ち良かったんだ？」
「気持ちいいよ。じゃあ何でお前は俺を舐めるんだよ・・・」
「そう言えば最近、あんたは舐めるの手抜きだよね。昔よりは舐める時間が短い」
「そう？意識してなかった。ごめんね。いっぱい舐められたい？」
「うん！」
「そうだよね。今度、会った時は全身、ベロベロ舐めてあげるよ」
って、マジでバカだ。うちら・・・
彼の名誉の為に言っておけば、彼の指と舌であたしは、挿入される前に数え切れないくらい、イッちゃってるけど・・・
挿入してからも3回はイクから・・・終わった頃にはグッタリだ。
そんなんだから、年に数回しかSEXしなくても、他の男とする気ないや・・・
彼の舌の感触を思い出して、少しエッチな気分になってしまう。

何時間後かにメールする。
「君に会えなくて寂しくて死にそう」
「死ぬ程、寂しくても死なないから大丈夫樹杏以外も抱かないし･･･あっ！！抱いても言わないし･･･だうそピョーン」
「寂しくて耐えられなくて死にたくなるよ。今、死ねば一生、君はあたしの事を忘れないかなって」
「そんな事しなくても一生、忘れません･･･バカ者」

昨日も言ってくれた
「どうしてあたしなんか好きなの？何で遊ばなくなっちゃったの？」
「何でだろうね。お前と付き合うようになって俺、変わっちゃったよ」
「本当に、他の女に手を出さないのかな・・・これからも」
「お前が思ってる以上に俺はお前の事、好きだよ」

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