例えば、きょう。
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2009年11月25日(水) |
Just Be Friends (?) |
彼氏と久しぶりに長電話しました。
まだ彼が学生だった頃はうちに入り浸っていて、たまに実家に帰ると長電話っていうのはあったんですが、 卒業して社会人となってからは仕事が毎日遅く、最寄り駅に着いてから家までの短い電話になり、 最近はそれすらも減ってきていたので、ちょっと驚きました。
いつもと違う雰囲気で、なんか重くてびっくり。 最初は観に行こうと約束していた映画のこと。
その後、将来とか色々なことに。
彼は生まれも育ちも東京だけど、いつか両親の実家がある田舎に帰ろうとしていると。 詳しくは話していなかったけど、祖父の経営するガソリンスタンドを継ぐつもりなのか、今から色々勉強する気だということ。 正月は田舎に帰って、そのことについてみんなに報告すること。
そして、私のこと。
私が今後どうするつもりなのかということ。 卒業も、就職活動もどちらも危うい中で、どうしていいかわからない私。 直接言わなかったけど、そんな何もしない自分に苛立っている私と同様に、彼も私に対して苛立っていること。 心配していること。
私がいずれ実家に帰るか、気にしていること。 私も農家の長女だし。 兄妹は妹だけ。
私は、終始「うん」とか「うーん」とか「わからない」しか言えなかった。
彼の決意を聞いてしまった以上、将来的には彼と一緒になるか、それとも別れるかということを決めるんだろうな、と思った。 もっと、ちゃんと。 私は将来のことを心のどこかで、自分の都合がいいほうにいいほうに…って考えてた。 きっと私は卒業も就職も出来て、しばらく彼と一緒に東京で過ごして、いずれは私の実家に2人で住んで、お米とか作りながら2人で毎日笑って過ごすんじゃないかなーとか。 もちろん、私の都合を全面に押し出した考えでしかない。 彼もきっと彼の都合の中で、そしてきっともっと真面目に考えたことなんだと思う。
そして、自分のことをもっと真剣に考えなきゃなって。 彼が真剣に告白してくれたように、自分のことをもっと真面目に、真剣に。
私は本当に世の中なめてて、なんとかなるとかやれば出来るとかそんな変な自信持ってたりして、でも実はなにも出来ないっていう甘えたヤツで。 実は6月以降全く就職活動をしてない状況で。 そりゃそんななんで就職なんて出来るわけもなくて。
彼はとりあえず行動しよう、って言ってくれた。 就職出来ずに卒業した場合、実家に帰ることになっている私に、遠距離なんてイヤだよって。 ダメだなー本当に。 彼のエゴかもしれないけど、まだ好かれてるんだって思ってちょっと嬉しかった。
ただ、最初に彼が田舎に帰るって言ったとき、思ったのは「別れ」だった。 あ、遠まわしに振られたのかな?って。 ついていこう。なんて全然考え付かなくて。
なんか、この時点でもう道は決まったのかなぁ。 だって、頭の中で最初に浮かんだのは【Just Be Friends】だよ? きっとこんな日が来るんだろうなぁって。 私の中で、将来を考えたら彼よりも家を取ってしまうと思う。
私は農家の長女で、親戚からは幼稚園の頃から「婿をとれ」と言われ続けてきた。 それがイヤでイヤで…反発するように実家なんて継ぎたくないって思ってた。 でも、それは家族がたくさんいたから。 妹・両親・祖父母・曽祖父。 7人もいるんだし、私も自由にしていいでしょ?って。
でも、曽祖父が亡くなり、私が大学に入り家を出て、今年妹も家を出た。 あの大きな家にはもう4人しかいない。 実家に帰るたび、祖父母が老いているのを感じた。 同年代の中では若く見える父ももう50を過ぎ、母は味方もなく長男の嫁を続けている。 心のどこかで、いつかはここに帰らなきゃいけないのかな…って思い始めてた。 まぁ就職できない言い訳かもしれないけど。
そんな折の彼からの告白。
ただ一緒にいられればいい。 そんなぬるま湯みたいな時間はとっくに終わっちゃったのかな。
Just Be Friends
いずれ選択の日はやってくる。 決めるのは私自身。
どうしたらいいんだろう。 こんなにゴチャゴチャしちゃうのは、まだまだ考えが甘いから。
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