キュレイターのリズと、ボランティア・オーガナイザーのブリジットの 2人とミーティングがあったためか、奇妙に疲れた。 今、各オブジェクトごとに、そのバックグラウンドや、 オーラルヒストリー(口伝?)、 ハンドリングに際しての注意点などを記入した、カードを作っている。 その、バックグラウンドのリサーチも中々に時間がかかるのだが、 それ以上に、やはり情報の取捨選択と、どのように書くかが難しい。 私の英語力は矢張り偏っていて、子供が知っているような単語を 知らないことも勿論多いのだが、専門分野に引っかかる単語は、 難しい言葉を使っているらしい。 ただ、それを平易な文章で書けといわれるのも、意外に難しい。 違う単語への置き換えが、上手くできないというか、意味が違って きてしまうような気がするのだ。
ブリタニア、というイギリスの守護女神の説明文が、趣味の分野 だったので、つい力が入ってしまって、アテナから説明してしまった。 ギリシャの女神アテナがローマ神話のミネルヴァになって、 バースの泉の女神スリス(ケルト神話の湖の貴婦人や、泉の守護女神の 名残の総体的な神格で、確固とした一個の神格ではないと思われる) と融合して、ローマが去ったあとに、ブリテンの守護神になったのだけど。 こういうのは、突っ込みだすと面白いからきりが無い。
友人が持っていた、左に古英語、右に現代英語で書かれた シェークスピアシリーズの 「真夏の夜の夢」と「マクベス」を買った。(アメリカの本らしい) 勿論、日本語で読んでいるから内容はわかっているけれど、 以前は古英語はわからないところは適当に読み流していたので、 ああ、こういう意味だったのかと思うところも多々ある。 しかし、現代英語にしただけでなく平易にし過ぎな気がする箇所もあって。 例えばマクダフの "I have no words, my voice is in my sword."が "I have no words for you. My sword will speak for me." になっているとか。 いや、そこまで言わなくてもわかるし。
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