英国留学生活

2002年06月07日(金) お祭り騒ぎ

言わずと知れたイングランド戦の日。

私は試合時間中に、ロンドンの街中を歩いていた。
パブから溢れる人だかり。
(スーツ姿の人込み。ばっちり勤務時間中の筈)
さらにはパブの窓ガラスにへばりついている人もちらほら。
ソーホーの辺りで一人で食事を取っていたら、
階下の厨房から雄叫びが、と思ったら店員さんが、
ガッツポーズをしながら、階段を駆け上がってくる。
隣で立ち上がる老婦人。
「イングランドが点を取ったのね!?」
「勿論です!」
その向かいに座っていた旦那さんも立ち上がり二人で
テーブルを挟んで固く抱き合う。
向かいの全く何の関係のないお店の店員さんも
何故か叫びながら駆け込んでくる。
パブの前では輪になって歌い踊る人々。車道にはみ出してるよ。

大学でも開発学のレクチャラーはお酒が入った状態で
講義をしていたらしいし、
あるクラスでは模擬試験の結果を学内のパブで、返却だった。
先生、勉強になりません。
国を挙げて仕事をサボっているという感じ。
愉快な人たちだ。

今日は最後の授業だった。(来週から試験だから)
ジョンのヨーロッパ研究の授業。
この人の授業が一番好きだった気がする。
アンやマイケルのレクチャーも好きだったけど。
長身で銀髪で物静かで博識な彼は、
私のイギリス紳士のイメージに限りなく近かった。
でも、本当は両親ポーランド人らしいけど。
前回提出したエッセイも返ってきて、アンとまた面接。
「分析はいいけど、英語が変よ。」
はい、今回は全く英文を見直す時間がなかったので。
しかし、結局3学期通して殆ど同じ点数ということは、
このコースで全く成長していないということかと思うと気が滅入る。

これから、そのアンに参考文献を聞く為にメール出さなくては。


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