今日から日記をつけてみようかと思います。 どれだけの頻度で書けるかはわからないのですが。
今日はレスター大学院の博物館学部のオープンデーでした。 レスターはロンドンから電車で約1時間15分。 (いつもの如く、予定より10分遅れて到着しました。) ロビン・フッドで有名なノッティンガムの近く?です。
室内に入ってまず思ったこと。 「白人が一杯・・・」(20人ぐらいですが) 当り前のようですが、私が今所属しているSOASは、 東洋アフリカ研究所の名の通り、アジア人・アフリカ人が多く、 ターバンや被り物をしている人が大勢いるような大学です。 更に学生寮がある場所が、エスニック・マイノリティエリアで、 ここでのマイノリティは白人だろうぐらいの勢いなのです。 でも、やっぱり普通のイギリスの都市はこんな感じなのだなあと 妙に感心。
まず、年間スケジュールとカリキュラムの説明。 オプションコースごとに別れての簡単なディスカッション。 (歴史、美術、考古学、自然科学、教育、マーケティング) Student Representative(生徒会?)によるキャンパス案内と昼食。 奨学金や、寮についての説明。 文化財保存、教育、文化相対論についての短いレクチャーと ディスカッション。 というスケジュールです。
矢張り、ネイティブとのディスカッションはきつかったです。 話すスピードと地方ごとのアクセントがやっぱりあるので。 2人がスコットランドとウェールズ出身でした。 私は歴史をオプションに選んだのですが、 私以外の5人は全員、2ヶ月以上博物館での実務経験者。 「博物館において歴史を再構築するには、 どんなアプローチが考えられる?」 という問いにも、私は固まってしまいましたが、 皆はすらすら答えてました。
学食は、どこもいっしょかな? カンバーランドソーセージとマッシュポテトと、 チップス・・・いかにもイギリス。
教育に関する短いレクチャーで、シェフィールドの美術館での 写真の展覧会が取り上げられていました。 女性のポートレートの展示らしいのですが、 あの地方の(バーミンガムなどを含む)10代の出産が 大きな社会問題になっていて、それを暗示するような、 自分の体に対する意識をテーマにしているとか。 それも、一種のMuseum Educationなんだなと思いました。
このシェフィールドの美術館・博物館のことは、 今日何度か取り上げられていたので、 この一帯では優れているのかもしれません。 フラットメイトの話によれば、トラムが走ってる所とか。
展覧会を自分たちで企画、実施するプロジェクトや 2ヶ月以上のイギリス全土に散っての、館務実習など、 矢張り日本の学芸員資格取得コースとは 密度が違うなあと思いました。 でもその代わり、Christmas Vacationじゃなくて、 Private study term in Christmasと言ってましたけど。
|