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2006年05月23日(火) ■ |
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ジョン・アーヴィングも! |
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昨日、コーマック・マッカーシーの本が届いてびっくりしたのに、今日もまたびっくり!これまたまだ出版されてないはずのジョン・アーヴィングの新作PB(ハードカバーは昨年出版されているが、初版なのでやはり大事にとってある)がAmazonから届いたからだ。
それも、Amazonのアカウントには、今現在も「まもなく発送します」とある。だからAmazon的にはまだ発送していないはずなのに、私の手元にはあるという奇妙な状況。
マッカーシーもアーヴィングも、6月か7月に届くのだろうと思っていたから、いきなりこの2冊が続けて届けられると、ほんとにびっくりだ!アーヴィングは、とにかく届いたらすぐに読もう!と決めていたので、早速読まなくては!
とはいえ、図書館で借りているアニー・プルーの 『オールド・エース』 と 『アコーディオンの罪』 が全然進んでいなくて、明日返却日なのに、どうするか?と思っていたところ。あとに予約が入っていないので、延長しようと思っていたのだが、アーヴィングとマッカーシーが来てしまっては、ほんと、どうしようか。
ちなみに現在『オールド・エース』を読んでいるのだが、これは面白い!しかし、前にも書いたと思うが、アニー・プルーの本は、ある意味読みづらいのだ。というのも、非常に細かく丁寧に書き込まれていて、一字一句逃さずに読まなくてはならない。読み飛ばすなんてことのできない作家なのだ。だから時間がかかる。
普通は「だるいよ」と思う状況描写も、アニー・プルーに限っては、逆に面白い。普通の作家だったら、こんな場面どうでもいいんじゃないかと思うような部分でも、細かくしっかり書かれていて、何と言ったらいいのか、本当に一字一句捨てられないものばかり。作家がそれだけ丹精込めて書いているのだから、読むほうもその気で読まないといけないという気にさせられる。
だからじっくり読みたいと思うのだけど、借りている本ではそうもいかない。かといって買うとなると、借りている2冊とも結構お高い本なのだ。
『オールド・エース』は、 『シッピング・ニュース』 とはまた違って、いかにもアメリカ的な描写がすごくすごく気に入っているので、買ってもいいとは思うんだけど・・・。あ、マーケットプレイスで買うかな。そうしよう!
〓〓〓 BOOK
◆Amazon
『Until I Find You』/John Irving (著) ¥1,683 (★Amazonギフト券 −¥102) ペーパーバック: 824 p ; 出版社: Ballantine Books (P) ; ISBN: 0345479726 ; Reprint 版 (2006/05/30) Publishers Weekly いささかまとまりに欠けるアーヴィングの新作(『第四の手』以来)の主人公は、俳優のジャック・バーンズ。自分のアイデンティティーと父親の姿を追い求め、尊大でわざと異常なふるまいをする何人もの女たちと性的関係をもつ。小説の冒頭(年代は1969年)で、4歳のジャックはトロントに住むタトゥー・アーティストの母親アリスに連れられて、家出したジャックの父親ウィリアム・バーンズを探すため、1年間、北ヨーロッパを回る。父親は教会のオルガン奏者で、「(タトゥーの)墨にとりつかれた」男だ。トロントに戻ったアリスは、「女の子の間においておけば安全」だろうという誤った考えから、ジャックを女子校の聖ヒルダ学院に入学させる。ジャックは次に、メーン州にある男子ばかりの大学進学予備校のレディング校に移る。年上の少女や大人の女性から性的な誘惑にさらされながら少年時代を送ったジャックは、世界的に有名な俳優になり、脚本家としてアカデミー賞を受賞する。やがて彼は、父親にまつわる真実を求めて子供のときに過ごしたヨーロッパにおもむくが、これは自分が正常になるための旅でもあった。繰り返される露骨な性的描写にはうんざりしてくるが、タトゥー・パーラーの素朴な仲間意識、ハリウッドのきらびやかな世界、純化されていくジャックの感情、異母妹との出会い、父親との新たな結びつきなど、わいせつでない部分のアーヴィングの表現は見事としかいいようがない。
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