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2006年04月26日(水) ■ |
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あらら!な展開 |
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F・P・ウィルスンの『聖母の日』を読み終えた。面白かったけど、あらら!な展開。神様がマリア様を迎えにきて、マリア様が生き返るんだけど、その後、マリア様が全人類に向かってお説教しちゃうってのが、どうもね。
神様も、何もあんな現れ方しなくたっていいんじゃない?という感じだし、ちょっと笑えちゃって、一応ホラーの部類に入れたけれど、全然怖くなかった。でも、死んだ人が生き返るというのは、やっぱり怖いかな?
キリスト教もユダヤ教もイスラム教も仏教も、そんなものは全部やめなさい。神は唯一絶対なのだから、そんな垣根は取り払いなさいというお説教は納得するけど、言ってるのがマリア様でキリストのお母さんなわけだから、キリスト教徒以外には、あんまり効果ないんじゃないかな?
とりあえず荒唐無稽で面白かったけど、2000年前からずっとマリア様の遺骸を守っていたのが、カリオステのユダだったというのにはびっくり!彼は、キリストを裏切ったかどで、死にたくてもずっと死なせてもらえなかったのだ。
そんなところもやっぱりキリスト教の話だ。結局ユダは許されて、マリア様と一緒に天に召されていくんだけど、天てどこ?やっぱり神様は宇宙人じゃないのか?(^^;
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『聖母の日(下)』/F・ポール・ウィルスン (著), F.Paul Wilson (原著), 白石 朗 (翻訳) 文庫: 253 p ; サイズ(cm): 15 x 11 出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594027385 ; 下 巻 (1999/07) 内容(「BOOK」データベースより) ダンとキャリーはNYに着いた老女の遺体を教会の地下に安置した。すると、次々と奇蹟が起きはじめ、次第に世界中を巻き込む騒動となる。司教リッチオも光に包まれた聖母の姿を目撃するが、翌日、体内の癌細胞はあとかたもなく消えていた。教会には癒しを求める人々が押し寄せる。上院議員クレンショーは、死に瀕した息子を救うため、遺体の極秘入手を計画するが…やがて裁きの日が近づき、大いなる力が動きだす―鬼才F.P.ウィルスンが新たなる「千年紀」到来を迎える世界に問う、異色スリラー。
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