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2005年06月09日(木) ■ |
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ニューオーリンズ終日自由行動 |
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<第三日目>
11:30 起床 13:00 昼食(ピザ&ダイキリ・バー)
ジャズ・バー→ラフィットの鍛冶屋→フレンチ・マーケット&ファーマーズ・マーケット→ムーン・ウォーク→カフェ・デュ・モンド→郵便局
17:30 ホテルに戻る 20:30 夕食(Felix's Seafood)
本来なら、今日スワンプに行く予定だったのだが、ツアーが満員だというので、日程を変えたため、終日自由行動となった。
昨日、まゆみさんに「ストリート・カーで、ゆっくりガーデン・ディストリクトを回るといいですよ」と言われていたのだが、起きたらもうお昼だったので、その気力なし。部屋でタバコが吸えないので、まずはプールサイドに下りていって、一服することから1日が始まる。ホテルの朝食ブッフェは終わってしまっていたので、とりあえずお昼ごはんを、と外に出る。天気良し。今日も暑い。
2日続けてケイジャンだったから、今日はピザにしようと近くのピザ&ダイキリ・バーに行く。ピザ&ダイキリ・バーというのは固有名詞ではない。そこら中にある、ピザとフローズン・カクテルを売っているファースト・フードの店。お腹が空いていたので、どこでもいいやと、ホテルから数軒先のこぎれいな店(ニューオーリンズでは店は皆古めかしく、新しいこぎれいな店というのは珍しい)に入ったのだが、ここのピザはものすごくおいしかった!
ペロリと平らげてしまい、もう一切れ(アメリカの一切れは大きい。食事として一切れずつ売っているのだから、それなりの大きさ)食べられそうなくらいだったのだが、ちょっと我慢。ほかにフローズン・ハリケーンを頼んだら、日本のラージサイズの紙コップよりも大きいコップで出てきてしまったので、それを飲まなくてはならなかったからだ。
ガーデン・ディストリクトの散策は諦めたが、フレンチ・クオーター内でもまだ見たいところがたくさんあるので、行く場所には事欠かない。上に書いた以外にも、あちこち回った。しかし、またしてもにわかに雲が出て、大粒の雨が降り出した。傘をさしてもずぶ濡れになりそうなので、近くにあったジャズ・バーに非難。ここも古めかしい店。バーボンの水割りを飲みながら、雨が上がるのを待つ。ハリケーンといい、バーボンといい、ニューオーリンズでは昼も夜もなくお酒だ。自然にお酒を頼んでしまうといった雰囲気だから仕方がない。
大雨の中でも、観光用の馬車は休まずカポカポ通っていく。あれを引いているのは馬ではなく、ラバなのだそうだ。ラバって、結構大きいんだと思った次第。彼らの悲しげな目を見ると、なんとなく気の毒になって、私はどうしても乗れなかったのだが、馬車で行くフレンチ・クオーターも、雰囲気があっていいんだろうな。あとで、騎馬警官を見たが(カッコイイ!)、本物の馬はもっと大きく体が引き締まり、精悍な感じだった。顔もハンサムだし、足も長い。
雨も上がり、そのままバーボン・ストリートを歩いていくと、有名なラフィットの鍛冶屋があった。ここも今はバーになっているのだが、今しがたハリケーンとバーボンを飲んでしまったので、中に入るのは断念した。
そこからぶらぶらとミシシッピ川のほうに行き、昨日行ったファーマーズ・マーケットとフレンチ・マーケットで買い物をする。ここで元祖パット・オブライエンズの「ハリケーンカクテル・ミックス」を購入。これをラムに混ぜるだけで、即席「ハリケーン」の出来上がりだそうだ。日本に帰ったら、どん底で作ってもらおう。
マーケット近くのキャンディ・ストアに入ってみたところ、甘そうなものがいっぱい。プラリネが南部の名物というのは知っていたが、もともと甘いものが好きではない上、暑さで買う気も起こらず、たまたま目に入ったハリー・ポッターの百味ビーンズ(新フレーバー、ミミズ味入り)を買う。
それから川沿いのムーン・ウォークへ。目の前には大きな客船、後ろには延々と続く貨物列車を見ながら散歩。暑いです。暑いです。マジで焼けちゃいました。それでも、対岸には緑があるので、いくらかミシシッピの雰囲気を味わえた。
そろそろお昼に食べたピザも消化した頃なので、一路カフェ・デュ・モンドへ。もうこれはニューオーリンズに行ったらお約束でしょってくらいに有名なカフェだが、飲み物は何種類かあるものの、食べるものはあの「ベニエ」しかない。四角いドーナツである。しかも粉砂糖がたっぷりかかっている。それとチコリ・コーヒーのカフェオレを注文したのだが、甘そうだなあ・・・と思ったものの、揚げたてなので、モチモチとしておいしい。カフェオレもおいしい。おいしいけど甘いので1個しか食べられない。残念!
カフェ・デュ・モンドを出たところで、黒人のミュージシャンがサックスを吹いていた。写真を撮ってもいいかと尋ねると、快くOKしてくれたが、日本から来たと言うと、いきなり「スキヤキ・ソング」を演奏し始めたので、思わず苦笑。これもサザン・ホスピタリティなんだろうとは思ったが、ニューオーリンズで「上を向いて歩こう」を聞くとは!
その後、郵便局でポストカードを出したりしながら、またぶらぶら歩いてホテルまで戻る。プールサイドで一服。とにかくプールサイドへ直行というのは、何も言わなくても、今や暗黙の了解。ほっと一息。ニューオーリンズの日の出もきれいだが、夕方の倦怠感みたいなものもいい感じではある。庭に植えてある植物に撒かれている水に涼しさを感じる。
ちなみに観光客の多いフレンチ・クオーターでは、場所によって夜は車は通行禁止となる。明け方になり、人っ子一人いなくなると、ゴミの収集車と道路清掃の車のみ通行可能になり、音楽の騒音がやんだと思うと、そういった車の働く音が響いてくる。
さて今日の夕食は、アクメ・オイスター・バーの斜め前にあるフェリックスズ・シーフードにて。ここもアクメと同じようなメニュー。まずは生カキを半ダース。カキの上にほうれん草とホワイトソースをのせて焼いたオイスター・ロックフェラーを1ダース。それからカメのスープにケイジャン・サンプラー・セット(クロウフィッシュ・エトゥフェ、ジャンバラヤ、レッドビーンズ&ライス)、そしてDIXIEビール。
アポロ13号は、アクメよりこちらのカキのほうがおいしいと言う。というのも、カクテルソースを自分好みに自由に作れるからだろう。カキそのものは、それほど差があるわけではないと思う。でも、クロウフィッシュ・エトゥフェは、ガンボ・ショップのほうがおいしい。ガンボ・ショップに行列ができるのも、なるほど納得だなという感じ。
いかにも人のよさそうな黒人のおじさんのウェイターがいい味出していたのだが、私たちのテーブルは、他の人の担当になってしまった。それでもアクメのウェイトレスよりは数倍良かったが。何と言っても、ここはタバコが吸えるのが良かった。リラックスして食事することができた。
そこからの帰り、バーボン・ストリート沿いのストリップ劇場のバルコニーから、マルディグラ・ビーズを投げている光景にぶつかる。そして、運良く私もビーズをもらうことができた。ビーズそのものは土産店でみているのだが、実際に投げてもらうと、これがマルディグラ・ビーズか!と感激する。
※15025歩
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