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2004年07月08日(木)
「The Door in the Floor」─アーヴィング原作映画

ジョン・アーヴィングの『A Widow For One Year』(邦題『未亡人の1年』)を原作とする映画「The Door in the Floor」が、アメリカで今月14日から公開される。日本ではいつになるんだろう?

この映画の噂は前から聞いていたが、内容は原作と大きく違っていて、主人公のルース・コールが大人になってからの部分のみが映画化されている。個人的にはルースの子ども時代の話のほうが好きなので、原作ファンとしては、ちょっとどうかな?という心配もある。

原作は表紙のアーヴィングの写真が気にいって、ペーパーバックを持っているにも関わらず、改めて顔写真入りのハードカバーを買いなおしたという作品だが、邦訳も買ってあるものの、邦訳のほうはまだ読んでいない。でも、原書をかなり入念に読んだので、数年前に読んだのだが、内容はまだ結構覚えている。ちなみにこれは、私にとって、初のアーヴィング作品だった。

さて、昨日買ったビデオ『ウィロビー・チェイスのおおかみ』を観たのだが、これも原作とは全然違っていた。原作はハッピー・エンドではなかったと思うのだが、映画のほうは、なんとなくめでたし、めでたしになっている。原作のほうでも感じていたのだけれど、ここに出てくる狼って、何か意味があるんだろうか?ただ単に、狼がたくさんいる土地っていうだけ?


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