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2004年07月03日(土) ■ |
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好きなものから先に |
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ここ2、3日、風が涼しいので、クーラーをつけずに過ごせるのが有難い。クーラーをつけると咳が出てくるので、暑い中をクーラーなしで我慢していたのだが、一人ならそれでもいいが、アポロ13号が帰ってくれば、クーラーをつけないわけにもいかない。気温は高くても、湿度がなく、風が涼しいと、非常に楽。
昨日読み始めたダニエル・スティールは、サクサクと一気に読み終えた。相手役のカウボーイにちょっと憤りを感じるものの、度重なる不幸ののち、最後はハッピーエンドになるので、まあ、いいかといった感じ。何のひっかかりもなく、こういう風にさらっと読める本は、嬉しい。
今日、夕食にお寿司を食べていて思ったのだが、好きなものはあとに残さずに、先に食べるべきだ。私はどちらかというと、好きなものをとっておくタイプで、そうしていると全部食べないわけにいかなくなる。好きなものを先に食べれば、脳がそれで満足して、食べすぎが防げるということに気づいた。
本も、大事な本はとっておいて、先にどうでもいい本を読む癖がある。これについてはとうの昔に、絶対損をしていると気づいているのだが、どうやっても、なかなかその癖が抜けない。まずは本棚からはみ出している本を先に片付けようとか、あまり気にいってない装丁の本は置いておきたくないので、先に読んでしまおうとか・・・。
どうでもいいとは言っても、読もうと思って買っているわけだから、そういう本だって読む価値は十分にあるのだが、それでも、読みたくて仕方がなくて買ったのに、しまいこんでいる本のなんと多いことか。これは絶対に損だ。
ここには、整理整頓の問題が関わっている。大事な本は、読んだあともとっておくつもりだから、読んでも本の山は減らない。どうでもいい本は、読後は処分するつもりだから、読めば山が減っていく。なので、うちはAmazonか!というくらい、もう目いっぱいに積みあがっているAmazonの箱の山を減らすことができるわけだ。
でも、人間いつどうなるかわからないのだから、本でも食べ物でも、好きなものから先に消化していったほうがいいに決まっている。でないと、後で楽しもうと、好きなものをとっておいたばかりに、後悔してもしきれないという結果になりそうだ。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『優しさのゆくえ』/ダニエル・スティール (著), 中川 晴子 新書版ハードカバー: 410 p ; 出版社: サンリオ ; ISBN: 4387900156 ; (1990/02) カバーより サマンサは、ニューヨークの広告会社に勤めるキャリアウーマン。夫のジョンは、かつての大学のフットボールチームのヒーローで、いまはTVの人気ニュースキャスター。華やかなふたりは、地位もお金も、羨望も、手に入らないものはないように思えた。ただひとつ、サマンサに子どもができないことをのぞいては。 そんなある日、突然サマンサは、夫に離婚をせまられた。愛人に子どもができたので、彼女と結婚したいというのだ。夫の突然の裏切りと破局。見も心も疲れ果てた彼女は、心の傷をいやすために一人カリフォルニアへと飛ぶ。
※画像は原書 『Palomino』
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