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2003年12月17日(水)
「エデンの東」&ジェラール・ドパルデュー

先日テレビで放映された「エデンの東」をビデオに録ったので、観てみた。これは絶対以前に観ているはず。でも、ジェームス・ディーンがあまり好きではないので、全然内容を覚えていなかったし、昨年、この映画の舞台になった、モントレーとペブルビーチなどに行ったので、もう一度観てみようという気になった。それと、青山先生の「ロスト・オン・ザ・ネット」の記事の影響もある。そう、以前にもここに書いた、8月号の「スタインベックとハリー・ポッター」の記事。

というわけで、かなり気になっていたのだけれど、シュワちゃん好きの私にとっては、ジェームズ・ディーンはいわずもがな。あのひ弱な感じはどうしても好きになれないし、すねた感じの上目遣いでさえも、母性本能はくすぐられない。結末は感動的だが、それはスタインベックの原作がいいからでしょう。私は未読だけど。

それにしても、昔の映画というのは、テーマがシンプルだ。愛情を注いでもらえないとグレてしまうというのを素直に表しているというのが、とてもストレートでわかりやすいのだけれど、考えてみると妙な感じがする。今の非行少年は、そんなにシンプルじゃないし。

モントレーとかペブルビーチも、当たり前だとは思うが現在の様子とは全然違っていて、わずかに、海岸からペブルビーチ・ゴルフリンクスのほうを見た地形が、あそこだなとわかる程度。


この次は、NHKBSで録画した「ナポレオン」を観よう。ここにもまた、「モンテ=クリスト伯」で伯爵を演じたジェラール・ドパルデューが出ているので、どんな感じなのか楽しみ!って、あれ?さんざんけなしていたのに、もしかしてファン?(^^;

今日から、やはりBSで「バルザック情熱の生涯」をやる。1月の読書会にバルザックの『ゴリオ爺さん』(または『ペール・ゴリオ』)を考えているので、これも録画しておこう。しかし、ここにもドパルデューだ!というか、ドパルデューがバルザックなのね!これじゃ、「モンテ=クリスト伯」や「ナポレオン」とかぶってしまうなあ。フランスって、ドパルデューしかいないの?たしかにフランスでは人気の高い俳優らしいけど。。。

ちなみに『ペール・ゴリオ』は、バルザックの人間喜劇全集のための新訳なのだが、その解説に、タイトルを「爺さん」としては、若い人たちが「なんだ、爺さんの話か」と思って、手にとってくれないだろうから、あえて原題のままにしたとあった。なるほど、たしかにね。かくいう私も、今までは「なんだ爺さんの話か」と思っていた。

ついでに書いておくと、1月1日〜4日まで、ユゴーの「レ・ミゼラブル」をやる。これも、主人公のジャン・バルジャンがドパルデューだ!これじゃ、フランス文学はみなドパルデューのイメージになってしまう!ぎゃー!

<おまけ>
クリスマスにはこれ→「クリスマスツリーの伝説」


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