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2003年10月14日(火)
スパイダーウィック・クロニクル

Amazonから4冊届いたが、カードの支払いの都合もあるので、今届いては困るからと、日数のかかる本を入れて頼んだのに、即日配送で、ええっ!という感じ。昨日はどうしても読みたいハロウィーン本を3冊載せたが、これが届いてしまっては、その予定も危うい。今日届いた本は、ニール・ゲイマンももちろんいいが、<スパイダーウィック・クロニクル>は、ちょっと本気で楽しみにしていた本なのだ。

ところでハロウィーン本と言っても、10月だからそう言っているだけで、そもそも私はこういったファンタジーのジャンルは好きなので、別に1年中読んでいても構わないのだが、ハロウィーンには、そこにちょっとホラーの味付けがあったり、魔法とか魔女とかには関係なくハロウィーンが舞台になってたりするということだけなのだ。本を読む時期やタイミングというのは、私にとっては結構重要なこと。これを逃すと、結局読まなくなることが多い。

今まで読んだハロウィーン本の中には『To Kill A Mockingbird』もあった。これは事件がハロウィーンの日に起こるからということでこの時期に読んでいるが、ご存知の通りファンタジーでも何でもない。特別ハロウィーンに関係しているというわけでもない、言わずと知れた名作である。

というわけで、次々にファンタジーの本が届くと、もう何を読んだらいいかわからなくなってしまい、本棚を眺めながらあれこれ悩み、結局眺めているだけで満足して終わるという結末が予想できなくもない状況。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『American Gods』/Neil Gaiman \872
※今読んでいる『Coraline』の作者の本。これは児童書ではない。いろいろ批評などを読んで、たぶん気に入るだろうと思う作家なので、すでにこれで4冊も買ってしまっている。“Gaiman is a treasure house...”というスティーヴン・キングの言葉が納得できるといいが。それにしてもこれは分厚い。

『The Field Guide (Spiderwick Chronicles, 1)』/Tony DiTerlizzi & Black Holly \978
Amazon.co.jp
『The Field Guide』は、ファンタジー小説「Spiderwick Chronicles」全5巻シリーズの第1弾。主人公は、グレイス家の3人の子どもたち。13歳の長女マロニーと9歳の双子の弟、ジャードとサイモンが、ビクトリア朝のお屋敷に引っ越したところから物語は始まる。壁からは、奇妙な音が聞こえ、マロリーがホウキでつつくと中からは…。

「Spiderwick Chronicles」シリーズは、全巻が、グレイス家の3人の子どもたちが著者へ宛てた手紙で始まり、個性的で夢のあるストーリーが続く。「妖精の国の手引書」を発見したり、朝目覚めたらベッドのヘッドボードに髪が結びつけられていたり、次から次へとおこる不思議な出来事にわくわくさせられ、読者は、ページをめくる手が止まらなくなってしまうだろう。

数ページごとにはさまれたペン画の挿絵は、コルデコット賞受賞作家トニー・ディターリッジによるもの。3人の子どもたちの表情、古ぼけたお屋敷や埃っぽい屋根裏部屋の挿画は、読者を物語の不思議な世界に誘い込むだけでなく、英語が母国語でない読者が物語を理解するのを助けてくれる効果がある。映画化も決まった、この新しいファンタジー・シリーズは、「ハリー・ポッター」の次に何を読むか迷っている世界中の読者の心をひきつけるだろう。(尾辻夏子)

『The Seeing Stone (Spiderwick Chronicles, 2)』/Tony DiTerlizzi & Black Holly \669
Amazon.co.jp
よりエキサイティングでちょっと恐くなった、「Spiderwick Chronicles」シリーズの第2弾。前作『The Field Guide』で暗示された不思議な妖精の世界が、グレイス家の子どもたちの前にあざやかに立ち現れる。

ジャードはシンブルタック(“鉛筆くらいの大きさ”のつなぎを着た茶色い妖精)と、とりあえず和解はするが、高大叔父の謎めいた学術書「Arthur Spiderwick's Field Guide to the Fantastical World Around You」(アーサー・スパイダウィック 身近な空想世界図鑑)を破棄してくれというシンブルタックの願いは、あえて無視する。シンブルタックは「私の忠告にもかかわらずその本を持っていたら、いずれ報いがある」と警告する。かくして妖精は、空気に「恐ろしい匂い」をかぎつけ、サイモンの新しいネコが消えたことも意味を持ちはじめる。もし「IN WHICH Mallory Finally Gets to Put Her Rapier to Good Use」(いよいよマロリーが剣を有効に使いはじめる)の章で、子どもみたいにドキドキしなかったとしても、後半で多くの妖精が登場するまで読み進んでみてほしい。(「本を閉じないで! これからおもしろくなるんだから!」)

3人は事態を、どうにか母親に悟られないようにしながら、この奇妙で(かつ危険な)新しい世界のルールを学んでいく。前作同様の早い展開のなかで、一体どんなトラブルに巻き込まれていくのだろうかと、私たちの想像力を刺激する。次の第3弾は『Lucinda's Secret』だ。ルシンダの秘密とはなにか…すぐにでも読んでみたい。
(Paul Hughes, Amazon.com)

『Lucinda's Secret (Spiderwick Chronicles, 3)』/Tony DiTerlizzi & Black Holly \978

※Lemony Snicketの<Unfortunate Events>シリーズの作りに似たようなハードカバーで、表紙も不幸そうな子供達の絵だし・・・と思ったら、どうやら中身は異世界の冒険ものみたいだ(普通の子が別世界へ行って・・・という「ナルニア」みたいなもの?)。ハリーポッターに出てくるような生き物がたくさん出てきて面白そう。なぜか2巻目だけ値引き率が高く、他より安くなっているのが不思議。全5巻の予定。


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