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2003年08月15日(金)
北米大停電

アメリカで大停電が起こった(今日渡米した篠森さんは影響なかっただろうか?)。テロではないとのことだが、ちょっと前に「テロがあるだろう」とも言っていたし、アメリカでの事件は、何でもすぐにテロと結びつけてしまいがち。

北米大停電、原因に複数情報 「需要急増」説も


ところで、停電(black-out)にちなんだ話。

「brown-out」は「電力供給制限」のこと。時間で制限したり、出力を下げたりするのをこう呼ぶ。久しぶりでフィリピンを訪ねたら、電力事情が好転したので「brown-outの必要が少なくなった」と聞いた。

完全に停電することは「black-out」。戦争中の空襲のとき、「灯火管制」という言葉が使われていたのを思い出した。米国には10年住んだが、電力不足も空襲もなかったから、私は「brown-out」という言葉をマニラに行くまで知らなかった。米国人でも知っている人は少ない。「失神」「記憶喪失」、嫌な言葉だが、「報道管制」も「black-out」だ。

一方、「white-out」というと、猛吹雪のときや、極地などで、空も地面も区別がつかなくなること。辞書をひくと、まだあった。頭に血が昇り、視力喪失するのが「red-out」(赤くらみ)、それより少し程度の軽いのが「gray-out」(灰色くらみ)だ。

─村松増美 『私の英語ウォッチング』


日本は今年、電力不足で「節電しなさい」と言われていたが、梅雨が長引いたり、このところ涼しかったりで、「brown-out」にならずにすんでいるってわけね。

各地で10月並みの肌寒さ、東京の最高気温は22.8度


〓〓〓 BOOK

大停電のときには、こんな本でも・・・?
停電じゃ読めないって。(^^;

『停電の夜に』/ジュンパ ラヒリ (著), Jhumpa Lahiri (原著), 小川 高義 (翻訳)
価格: ¥590
発送可能時期:通常24時間以内に発送します。
文庫: 327 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102142118 ; (2003/02)
内容(「BOOK」データベースより)
毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦―「停電の夜に」。観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻―「病気の通訳」。夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。ピュリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家の鮮烈なデビュー短編集。
目次
停電の夜に
ピルザダさんが食事に来たころ
病気の通訳
本物の門番
セクシー
セン夫人の家
神の恵みの家
ビビ・ハルダーの治療
三度目で最後の大陸



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