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2003年05月20日(火)
フォックスファイア

夕べ熱があったので早く寝ようと思ったが、結局眠れずに夜中に起き出して本を読む。ジョイス・キャロル・オーツの『フォックスファイア』を読了。

オーツの作品は、前に短編集『エデン郡物語』であえなく挫折している。なんとなく読みづらいのだ。他の作品の原書をあたってみたら、一文が異常に長い。その一文の中に会話も入っている状態だから、ずっと段落がなくて、紙面は字がびっしりなのだ。読んでいる間に、どこで呼吸したらいいのかわからなくなるといった感じ?

でも、『フォックスファイア』自体は、内容が面白くないわけじゃない。それどころか、どんどん面白くなってきて、最後は手に汗握るといった感じで、面白かった。面白かったんだけれど、個人的には少女ものより少年もののほうが好きかも。例えば、トルーマン・カポーティとかイーサン・ケイニンとか、マイケル・シェイボンとか。。。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『フォックスファイア』/ジョイス:キャロル・オーツ
内容(「MARC」データベースより)
大人の社会に様々な形で反抗していく勇敢な少女たち「フォックスファイア」。ノーベル文学賞にノミネートされたアメリカ現代文学界を代表する巨匠が描く1950年代のニューヨーク。


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