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2003年05月10日(土) ■ |
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1000ページの小説 |
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アポロ13号が、ミステリーの上下巻の上巻だけを買って読み終えてしまい、下巻を読みたいからBOOK・OFFに買いに行こうということになって、一緒に行った。どこで買おうが関係ないが、私にはそういう買い方はできない。上下分冊になっているものは、例え面白いかどうかわからなくても、絶対揃えて買わないと(もしくは借りないと)気が済まない。
性善説で、基本的に本は面白いものだと思っているから、途中でお預けになることほど辛いものはない。たまたま面白くなくて、上下巻買って失敗したと思うこともなきにしもあらずだけれど、それでも片方だけ買うのは気持ちが悪いのだ。
今日Amazonから届いた、ウォーリー・ラムの『この手のなかの真実』は、1030ページくらいある小説で、「ハリポタ4」のハードカバーよりも厚いんじゃないか?という分厚さ。日本では普通、当然のように上下分冊になるページ数。もっともっと少なくたって分冊にしてるあくどい出版社だってある。そういう中で、ドーン!と1冊で出してくれちゃう心意気に惹かれて買ったもの。もちろん中身にも興味があったのは当然だけど(なんだか暗そうだけど・・・)。どうも私の場合、全1冊形式で分厚い本に惹かれる傾向があるみたい。ただし、これがハードカバーだったら買わないかも。ソフトカバーだったというのは、購入決定の理由としては大きい。
こういう本を見ると、フォークナーの『アブサロム、アブサロム!』の、薄っぺらな文庫で上下巻2500円というのは、実に腹立たしい。フォークナーのというより、「講談社文芸文庫」の価格設定が高すぎる!それに、分冊にしなくてもいいものまで分冊にするのは納得できない。
〓〓〓 BOOK
◆Amazonから
『A Capote Reader』/Truman Capote \1983 ペーパーバック: 736 p ; サイズ(cm): 出版社: Penguin Books ; ISBN: 0141185309 ; (2002/02/28)
『この手のなかの真実』/ウォーリー・ラム \2800 単行本: 1027 p ; サイズ(cm): 182 x 128 出版社: DHC ; ISBN: 4887243006 ; (2002/10) 内容(「MARC」データベースより) 義父の虐待、母の死、赤ん坊の突然死、そして統合失調症の兄…。不幸に押しつぶされながらも、人生を立て直そうと必死に努力する、普通の人々の魂の記録。
『ペール・ゴリオ─パリ物語』/バルザック \2800 単行本: 466 p ; サイズ(cm): 182 x 128 出版社: 藤原書店 ; ISBN: 4894341344 ; 第1巻 (1999/05) 内容(「BOOK」データベースより) パリのヴォケール館に下宿する法学生ラスティニャックは野心家の青年である。下宿にはゴリオ爺さんと呼ばれる元製麺業者とヴォートランと名乗る謎の中年男がいる。伯爵夫人を訪問したラスティニャックは、彼女が、ゴリオの娘だと知らずに大失敗をする。ゴリオは二人の娘を貴族と富豪に嫁がせ、自分はつましく下宿暮らしをしていたのだ。ラスティニャックはゴリオのもう一人の娘に近づき社交界に入り込もうとするが、金がないことに苦しむ。それを見抜いたヴォートランから悪に身を染める以外に出世の道はないと誘惑されるが、ヴォートランが逮捕され、危やうく難を逃れる。娘たちに見捨てられたゴリオの最期を見取った彼は、高台の墓地からパリに向かって「今度はおれとお前の勝負だ」と叫ぶ。
◆BOOK・OFF
『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』/ジェフリー ユージェニデス \100 内容(「BOOK」データベースより) リズボン家の姉妹が自殺した。何に取り憑かれてか、ヘビトンボの季節に次々と命を散らしていったのだった。美しく、個性的で、秘密めいた彼女たちに、あの頃、ぼくらはみな心を奪われ、姉妹のことなら何でも知ろうとした。だがある事件で厳格な両親の怒りを買った姉妹は、自由を奪われてしまった。ぼくらは姉妹を救い出そうとしたが、その想いが彼女たちに伝わることは永遠になかった…甘美で残酷な、異色の青春小説。 ※購入したのはepi文庫のほう
『子どもが育つ魔法の言葉』/ドロシー・ロー・ノルト \100 内容(「BOOK」データベースより) けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる。愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ。世界10カ国で愛読、数百万人が共感した子育ての智恵。 ※良い伯母さんになるために。(^^;
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