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2003年05月02日(金)
They had made love again and again

今週は休みだったが、来週の授業では、Edwidge Danticatの「Seven」をやる。それもあらかじめ指名されているので、私が訳や感想などを発表しなくてはならない。この間読んだダンティカ(ダンティカットという表記もある)の『クリック?クラック!』は面白かったので、興味深く読めたのだが、割に性的な描写が多いので、なんでまたよりにもよってこんな作品について、尊敬する青山南さんの前で発表しなきゃならないんだろうと頭が痛い。

もちろんそういう描写も含めて、作品は面白いのだけど、「私」が「南さんの前」で「よりにもよって」という運の悪さみたいなものを感じちゃって、アポロ13号にも愚痴をこぼした。

「They had made love again and again,ってさあ、南さんの前でなんて訳せばいいのよぉ〜!前後関係からすると、夫婦だけどお互いに深い愛情があるとは思えないから、何度も愛を交わしましたなんてのは適当じゃないような気がするんだよねえ・・・」
「そりゃ、何度も何度も”セックスしました”だろ」
「そんなこと、南さんの前でいえないよぉ〜。しかもこの人達7回もするんだよ」
「じゃ、何度も何度も”7回もセックスしました”だろ」

というわけでこの話、読んでいる分にはユーモアがあっておかしい話なんだけど、これを「南さんの前」で「マイクを使って」発表しなければならないと思うと、今から赤面するばかりで、遅々として訳も進まず、恐怖におののいている。休んじゃおうかなとまで思っている私なんである。


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