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2003年03月24日(月)
ブッシュよ、恥を知れ!

「ブッシュよ恥を知れ」ムーア監督、痛烈批判

アカデミー賞のドキュメンタリー部門賞は銃社会を激しく批判した映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」に決まった。マイケル・ムーア監督は受賞スピーチで「我々はノンフィクションが大好きだ。なのに今は、イカサマ選挙で決まったイカサマの大統領をいただいて、作りものの世界に生きている」と、投票総数の過半数が取れずに政権に就いたブッシュ氏と、その政策を強烈に批判。会場はブーイングと拍手が交錯した。

ムーア監督はさらに、「イカサマの理由によって戦争が始まった。イカサマの情報が流れている」と続け、最後に「我々はこの戦争に反対だ。ブッシュよ、恥を知れ。お前の持ち時間は終わった」と締めくくった。 (朝日新聞・03/24 14:24)

この記事を読んで、マイケル・ムーア万歳!と思った。マイケル・ムーアは、あの『アホでマヌケなアメリカ白人』の著者だ。ブームになったこの本も、実は笑えるどころではなく、驚くべき戦慄の内容なのだが、ただ面白半分にブッシュを叩いているだけでなく、ここで声高に訴えている「皆でブッシュに反対しよう!」という言葉を、アカデミー賞という公の場で自ら率先して実行したというのが偉い!

ハリウッドでは戦争反対を訴える俳優たちが、仕事を干されるというような事態もあるらしいので、反対だと思っていても口には出せない人も多くいるらしい。そんな赤狩りみたいなことをするのか!と思うが、それがブッシュ政権のやり方だ。そんな中で、勇気を持って「ブッシュよ、恥を知れ!」と言ったムーアに、私は感動した。戦争の良し悪し以前に、そもそもブッシュが大統領になったこと自体がイカサマなんだから。

「ボウリング・フォー・コロンバイン」/マイケル・ムーア(監督)
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マイケル・ムーアが、『ロジャー&ミー』や『ザ・ビッグ・ワン』でやったように、アポなし突撃取材で挑んだ優れたドキュメンタリー映画。今回のターゲットは「銃規制」。この主題をとりまくあらゆる論争を巧みに展開、それらの論争を打ち負かしていくが、「他の民主主義国家に比べて、どうしてアメリカ人は互いを殺しあうのか?」という問題の答えはなかなか見つからない。

コロンバイン高校銃乱射事件や、ムーアの地元ミシガン州フリントで起きた6歳児の発砲事件にフォーカスを当て、探求は進む。コロンバイン高校銃乱射事件を引き起こした生徒が銃を購入した大手ディスカウントストアのKマート本社に乗り込んだり、全米ライフル協会(NRA)会長、チャールトン・へストンの自宅を訪問、アメリカ国内での銃規制に反対する人々や組織に説明責任を求める。ムーアの切り口には、ユーモアと感情があり、ただの熱血漢で終わっていない。ムーアは、犯罪のはびこる世の中において、真に良識のある発言者となりつつある。(Bret Fetzer, Amazon.com)


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Tell Me Your Dreams』/Sidney Sheldon (著)

以前バーゲンで買っておいた本。最近、翻訳が出たんだっけ・・・と手に取ったら、そのまま引きずり込まれて読了。邦題は『よく見る夢』

“When you want a novel you simply cannot put down, go to Sheldon”─New York Daily News
たしかに。。。(^^;



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