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2002年05月04日(土) ■ |
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シングルトンズ・ダイアリー |
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昨年本になったデジタオの「BJの日記」(ソニー・マガジンズ主催だとばかり思っていたのだが、ソニーは単なるスポンサーだった)のサイトが、「シングルトンズ・ダイアリー」と名前を変えて、また復活するらしい。今度はスポンサーがソニー・マガジンズではないので、どんな企画になるのか知らないが、新しく書き手を募集するのではなく、前のものをそのまま使うようだ。
さらに今度も期間限定で、また否応なく中断させられるのだ。そんなことでは、落ち着いて書いていられやしない。コミュニケーションの手段のひとつとして利用する人も多いだろうが、真面目に日記を書こうと思っている人には、はなはだ不親切である。
あの日記システムが気にいっているなら、chibikkiという同じシステム(これもデジタオだが)の日記にしたほうがいい。それなら期間限定などという中途半端はないからだ。期間限定にする意味は、本を出版するということにあったはず。今度もそういう企画があるのならともかく、スポンサーが変わるたびに振り回されるのでは、利用するほうはたまったものではないだろう。スポンサーごとに期間限定にするなら、日記のタイトルもその都度変えたらいいのに。あるいは誤解のないように、「デジタオ日記」にするべきだ。
もちろん私はもう参加しない。 あそこに書いたものは、よくも悪くも、本になろうがなるまいが、すべてデジタオに版権を握られてしまうからだ。これまでのものが出版に値する価値があるとは思わないが、自分の書いたものなのに他人に版権を握られ、例え自費出版でも自由に使えなくなるなんて、気持ちが悪い。皆そんなことは何も知らずに書いていたのだ。出版されたものが使えないのはともかく、全部使えないというのは納得できない。つまり、デジタオから自費出版させるための手口なのだ。
そんなわけで、デジタオからメールが来るたびに、いやーな気分になり、何度も「失敗したなあ・・・」という苦い思いを味わうのだ。あの4ヶ月あまりの労力を、別のところに使っていたら・・・と思うと、さらに嫌な気分になる。
皆さんが応援してくれたことは本当にありがたいと思っているが、あの「BJの日記」コンテスト自体は、広告としてのビジネス(これはデジタオのホームページにもはっきり広告ツールであると書いてある)以外のなにものでもなかったということを知った以上、単純に喜ぶわけにはいかなくなったのだ。
そしてなにより、主催者のデジタオを含めほとんどの人がそうだと思うが、「シングルトン」という言葉を誤解している。シングルトンとは「独身者」のことではなく、「精神的に自立しており、ひとりでも生きていける人」という大きな意味があるのだ。
〓〓〓 BOOK
セルマ=ラーゲルレーヴ 「ニルスのふしぎな旅〈2〉」偕成社文庫〈3104〉読了
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