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2002年04月24日(水)
義理としがらみ

昨夜はこのところの運動の疲れのためか、あっという間に寝てしまった。それはとても結構なことなのだが、朝起きたら喉が痛い。寒気がする。熱っぽい。いやだ、風邪?なんで?
つまり運動に体力を使ったため、風邪のウィルスと戦う力がなくなってたってこと?
やっぱり楽しいと思って運動するのでなければ、ただいたずらに体力を消耗するだけで、ちっとも健康的ではないのではないか?と疑問に思う。だから痩せるのか。。。痩せるってのは、不健康なんだ!

今夜はどん底で田中さんのバースデー・パーティーがある。再古参のふくちゃんからお声がかかってしまったので、行かねばならない。とはいえ、都合が悪いと言って、行かずにすませることもできなくはないだろう。義理を欠いてもよければ。それに、私の誕生日だってやってもらってないんだし。。。

しかし私はふくちゃんには全く義理はないが(かえって老人福祉のボランティアをしているようなものだ)、田中さんにはあるのだ。
田中さんは、昨年の『シングルトンズ・ダイアリー』(「ブリジット・ジョーンズの日記」コンテストにより出版されたアンソロジー)出版の折に、唯一「買うよ!」と言って、実際にお金を払ってくれた人なのだ。私ひとりの本でもないし、知りあいだからって無理に買わせるようで申し訳ないので、買わなくていい(私が儲かるわけでもなし)と言ったのだが、「どんな形でもせっかく出たのだから買ってあげるよ!」と言って、躊躇している私に催促までして買ってくれたのだ。出版事情にかなりの不満があったものの、自分ではそれなりに毎日がんばったし、実のところ涙が出るほど嬉しかった。しかも「初版本なんだから、サイン入れてくれよ!」と言われ、みんなの見ている前で、サインまでした。<赤面!

田中さんが、あの本だけで私を作家だと思っているなんてことは、万に一つもありえないのは言うまでもないことだし、あの本は、たとえどんなに評判が良く売れ行きが良かったとしても、二度と買うことはできないのだ。<デジタオのおかげで!(--;

しかし、あの本のことなどはどうでもいいのだ。田中さんは私の未来を信じてくれたのだ。どんなことであれメジャーになって、このサイン本を持っていることを誇りに思えるようになってくれということなのだ。こういう気持ちはありがたいし、何をするにも励みになる。田中さんの期待を裏切らないよう、いつかあのサイン本がお宝になるように、持ってて良かったと思われるように、がんばらねばならない。

だから、やっぱり今夜は顔を出さないといけないよなあ・・・。
この義理は欠くわけにはいかないだろう。


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