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2001年10月20日(土) ■ |
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シングルトンズ・ダイアリー/正しい休日の過ごし方 |
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休日の過ごし方は平常通りぐうたらには違いないのだけれど、アポロ13号の任務がないため何かと雑用が多く、「土日は読書にいそしもう!」などという予定は、はなから考えるだけ無駄。
あれ取って、これやって、背中乗って、肩揉んで・・・と際限なく注文が来る。向こうにも言い分があって、「こっちは毎日外に出て働いているんだから!」ってことなんだけど・・・・・まあ、確かにそうだ。
この「毎日外に出て働いている」という中には、「毎日満員電車に揺られ、時には痴漢と間違えられて憤慨し、会社では上から下から文句を言われ、嫌な奴にも頭を下げ、理不尽なことにも我慢しなければならず、どこも変わりのないまずい昼食に高いお金を払い、飲みに行けば愚痴ばかり・・・まったくやってらんないよ!」という意味が含まれている。
こういうことを毎日続けられる人を、私は理屈抜きで尊敬する。私にはできないことだし、自分で経験がないわけではないが、おかげで病気になってしまった。だから、そういう苦労なしに家でぐうたらしていられるというのは、まさに天国。家にいる苦労というのもないわけではないけれど、それはとりあえず置いておこう。
結局「毎日外に出て働いて」くれているおかげで、私はこうしてBJ日記に「ぐうたら生活」が書けるわけだし(しかも日刊だ!)、水太りだ、かた太りだ、中年太りだと、一向に肉体的には苦労をせずにすんでいるってわけ。そうでなかったら、「ぐうたら生活」も日刊どころか週刊、いや月刊になり、執筆の危機にさらされるだろう。 土日くらいは、あれ取って、これやって、背中乗って、肩揉んであげてもいいか。
ここでひとつ言っておきたいのは、こう思っているからといって、シングルトン(一人でも立派に生きていける女性)を否定しているわけではない。 結婚しても一人で生きて行けなきゃダメだし、それって、仕事とかそういう問題じゃない。精神的な問題だ。 「あなたに全面的に頼ってます」風を装って、男には責任感を持たせ(だって、へなちょこな男じゃ困る)、自分は「内面の安定」を目指し、精神的自立を図ろうというわけ。
ここでの禁句は、「あたしだって働いてるのよ!」だ。 これは絶対言ってはならない。選んだ男が優しくて、普通の感覚の人間ならば、言わなくてもちゃんと察して、どこかで協力してくれる。
「あたしだって働いてるのよ!」と言ってしまうと、男は自尊心を傷つけられ、へなちょこになってしまう。つまり、昔から言うように「男を立てる(=男を操る)」べきなのだ。
女は家庭では女優になるべきだ。 「あなたに全面的に頼っています」風演技をしたところで、何の害になるわけでもない。そういった面では、アカデミー賞クラスの女優にならなくちゃ。
先日実家に帰った時、母に「食べるもののことだけは、しっかりやってあげなさいよ」と言われた。
そういえば昔、尊敬していた伯父も、「男は料理がうまければ戻って来るものだ」と言っていたっけ。
で、以前勤めていた会社の社長にも、「君のところは料理でもってるようなもんだろう」と、誉めてるんだか、けなしてるんだか分からないようなことを言われた。
そんなに料理って大切なのかなあ?
私は食べるものには頓着がないから、お腹がふくれればいいというほうなんだけど、ダンナはたしかに料理で釣ったかもね。あはあ!
「ぐうたらだから、君なんかいらない!」って言われないように、せめて料理くらいはしっかりやっておくとしよう。加えて、ジュリア・ロバーツにも負けないくらいの女優になろうっと!
<内部交信> こちらヒューストン、アポロ13号応答せよ! この日記は、あくまでもフィクションです(と、言っておこう)。 以上、交信終わり。
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