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2001年10月14日(日)
シングルトンズ・ダイアリー/恋する遺伝子

『恋する遺伝子』
映画にもなっているローラ・ジッグマンの本。
各章の頭に引用文が載っていて、それにいちいち引っかかっている私。


●生来、男は変化を愛する。美しいものに惹かれ、真新しいものに惹かれる。これについて、ヨーガ・ヴァニシータは哲学的な返事をしている。「欲しいものを手に入れた瞬間から、それはもう欲しいものではなくなる。なにかを手に入れたいという欲望は、それが手に入った瞬間、霧散してしまうのだ」─『カーマ・スートラ』

:ぶっぶー!これは女も一緒でしょ。あのバッグが欲しい!欲しい!と思っていて、いざ手に入れてみると、もう買っただけで満足して、次に目が行ってるもの。
でも、生来美しいものに惹かれるって、美しくない人はどうしたらいいの?ここでひとつ救われるのは、人の美的感覚は、多種多様だってこと。なにも心配することはない。


●・・・ショウジョウバエは、オスが一連の儀式を最後まで行い、メスがオスを受け入れる状態にならないかぎり、交尾は行わない。─『サイエンティフィック・アメリカン』

:てことは、ショウジョウバエの世界では、強姦とかレイプって事件はないわけだ。すると、意識的には人間のほうが虫より劣ってるってわけ?


●ふたりの人間がたがいに魅力を感じて惹かれ合うと、神経細胞間の情報伝達の流れを加速する分子、PEA(フェニルエチルアミン)が噴出して体が震え出す。アンフェタミン(中枢神経への刺激剤)に似た化学物質、PEAの刺激によって脳は極度の興奮状態におちいるので、恋人たちは幸福感に酔いしれ、若返ったような気がして、楽天的になり、元気がみなぎって、一晩中語り明かしたり、何時間も続けてセックスしたりする。─ダイアン・アッカーマン『「愛」の博物誌』

:そうか、我々が心や頭でしていると思っていた恋愛は、神経細胞間の情報伝達の流れを加速する分子による化学反応だったのか!
てことは、何時間も続けられない人は化学物質が足りないのだろうか?
うちには、フェニルエチルアミンも、アンフェタミンも、ほとんどないようだな。。。


●オスは活発な求愛行動を見せるが、実際は一種の恐怖状態にある。それどころか、まだ恐怖心が意気込みに勝っている初期の段階では不安でたまらず、メスがちょっとでもオスに働きかけただけで、逃げ出してしまう。─M・J・ウォルターズ『ザ・ダンス・オブ・ライフ』

:行け行けドンドンじゃダメってことですよ。小泉軍曹!


●メスは自分にとってもっとも魅力的なオスではなく、もっとも嫌悪感をおぼえにくいオスを選ぶ。─チャールズ・ダーウィン『ヒトの遺伝と性に関する選択』

:好みと現実は違うって、こういうところから来てるんだ!
ヒトの遺伝子がそういうことになってるわけね。なるほど。なぜか妙に納得。


●Don Juanism:(名詞)男子色情症(サティリアシス)
 satyriasis:(名詞)男性に見られる、常軌を逸した制御不能の性的欲望

:つまり「女たらし」は病気ってことね。そういう兆候が見られた場合は、病院に送ったほうがいいわけだ。気の毒に。


●ドクター・パトリシア・プライナーの最近の研究によると、体重の重い軽いにかかわらず、より少ない量を食べる女性のほうが、男性からも女性からも女性らしいとみなされることがわかった。男性の男性らしさの印象は、食べる量には影響されない。─『ニューヨーク・タイムズ』

:げげっ!そうなの?むむむ、そりゃまずい!
ぢ、ぢゃあ、ちょっとずつ何回も食べるっていうのはどうなんだろう?<苦しまぎれ。


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