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2001年09月26日(水)
シングルトンズ・ダイアリー/ドリンキングライフ

今日もまた二日酔い。少なくとも週に1回は必須。

二日酔いのたびに思い出すのが、ピート・ハミルの『ドリンキング・ライフ』。ピート・ハミルは映画『幸福の黄色いハンカチ』の原作者だ。
そのハミルが、昔は飲んだくれでどうしようもなかったらしい。その荒くれ話を綴った本で、結局お酒でぼやけた頭で過ごした時間は、何ともったいないことか!ということに気づいて、断酒するまでの話。

これを読む時には、よーし、これを読んだらお酒はやめようと思ったのだが、嫌いな翻訳家が訳していたからとか、どうもハミルとは性格が合わないとか、いろいろと難癖をつけて、これじゃやめられないわと人のせいにして、相変わらず飲みつづけている。

タバコとお酒のどちらかをやめなければならないとなったら、たぶんあっさりお酒をやめるだろうと思うのだけど。。。なぜなら、お酒自体はそんなに好きじゃないし、ハミルの言うように、頭がぼけた状態で何もできずに過ごす時間はもったいないと思うからだ。だけど、根が寂しがりやなせいか(?)酒場に行くのをやめられないってことなのだ。

それでも昔よりは「内面の安定」が身についてきたのか、飲みに行く回数は減った。「内面がボロボロ」だったときは、とにかく人に会って(仕事以外で)、何かおしゃべりでもしなくてはいたたまれなかったのだ。

お酒はカロリーが高いはずなのに、あの頃は痩せてたなあ。仕事の後輩には、「酒痩せしてる」と言われてた。今でもお酒を飲むとちょっと痩せる。たぶん、本当はお酒がものすごく身体に合わないんだろうと思う。医者にはアルコールを分解する酵素が足りないと言われてるし、お酒が飲めない体質だと太鼓判も押されてる。

なのに、なんで飲めちゃうんだろう???

それは生まれたときから、祖父がお箸に日本酒を浸して、赤ん坊の私に飲ませていたせいだ。

おじいちゃんには恨みがある!

お酒のこともそうだが、赤ん坊の時に太ももにおできができて、そのままにしておけばいつか治るものを、外科医だった祖父が「切ってしまえ!」と言って、自分でメスをふるったのだ。3センチほどもあるその傷が、今でもしっかり残っていて、事あるごとに恨めしい思いをしている。

聞けば、その時祖父は酔っ払っていたそうだ。その祖父にして、この孫か。ともあれDNAはしっかり受け継いでいるようだ。お酒を飲むと気が大きくなってしまうなんてところは、祖父に負けてはいないだろう。

どうせなら、その脳みそのDNAのほうも、もう少しわけてくれればよかったのに。役にも立たないことばかり遺伝してるよ、おじいちゃん!


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