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2007年06月24日(日) ■ |
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酸素は鏡に映らない(上遠野浩平) |
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●読了:酸素は鏡に映らない(上遠野浩平) 出版社/著者からの内容紹介 君も世界の支配者に? 「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか? 宝物の金貨のありか? 未来への鍵? それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか? ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い“ゴーシュ”の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語ですあなたは、鏡をどういう風に見ていますか?
意味不明でさっぱり分からないので腹を立ててしまった。単発の読者にあまりに不親切。 いや、表面的なストーリーは多分わかってると思うのだけど、どこが面白いのか分からん。オキシジェンが世界の支配者って結局、何? 存在が最初から最後まで意味不明なんですけど。そんな薄っぺらい、思わせぶりなセリフに感じ入るには、私は年を食いすぎ&ひねくれ過ぎている(^^; それに、なんで最後に突然「先輩」とやらが出てくるの? もしかして、作者の他のシリーズものと関係があるのか?・・・と思ったら、やっぱりそうだったか。こういうのは嫌いだ!ミステリーランドの名前を背負って出すなら、せめて単発でもちゃんと分かる話にしてくれ。そうしたくないのか、するべきでないと考えているのか、出来ないのか・・・。いやー、もう本当、順番に読んでいくと作者の特徴が分かるよなあ。上遠野浩平氏はこういう作家だってことだろう。二度と読むか。
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