●読了:Diamond in the Window(Jane Langton) (1/27の続きから)なかなかおもしろかった・・・かな。 著者のJane Langton氏はボストン出身で現在もマサチューセッツ州に在住だそうで、生まれ故郷を舞台にしたファンタジーを地元の子供たちに読んでもらいたくて書いたんじゃないかと思う。現代が舞台なので、主人公2人はしっかり現代っ子。それでいてソロー研究家のおじさんの影響で2人ともエマーソン、ソローのこともそれなりに知っているし、エレアノーラはオルコットの『若草物語』が大好きという・・・彼らの目を通して、読者(地元の子供たち)にコンコードという町の歴史と現在とファンタジーを重ねて見せたかったんじゃないかと思った。終り近くでエレアノーラが独白するところがある。「ミニットマン、エマーソン、ソロー、ルイザ・メイ・オルコットというリアルでお馴染みの私たちのコンコードと、インドの王子にダイヤの指輪・インドの星、真珠、マハラジャの宝物という不思議な世界が奇妙に混ざりあって重なっている」と。ボストンの歴史にも文学にも興味のない人が読んで面白い本だとは思えないけど、そういう目で見ると確かによく出来ている。