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2002年10月21日(月) ■ |
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『魔女ジェニファとわたし』 読了 |
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●読了:『魔女ジェニファとわたし』(E.L.カニグズバーグ)【ハロウィン】 <内容> ニューヨーク郊外の小学校に転校してきたばかりのエリザベスは、ハロウィーンの夜、黒人の少女ジェニファと出会いました。自分は魔女だという風変わりなジェニファとエリザベスは、秘密の約束をかわします…。「あたしが役にもたたない黒いきものに、ばかみたいにほうきなんぞかついで、まのぬけた黒いぼうしなんぞかぶってないからって、魔女でないとはいわせないわ。あたしはハロウィーンの日だけの魔女じゃなくて、ふだんから魔女なんだから」
原題はJennifer, Hecate, MacBeth, William McKinley, and Me, Elizabethなので、タイトルの意味は「ジェニファー、ヘカテ、マクベス、ウィリアム・マッキンリー、とわたし、エリザベス」。エリザベスという引っ越してきたばかりの内気でひ弱で、ちょっと頑固な女の子が、ジェニファーというスコーンと突き抜けた黒人の女の子と親友になる話なのだけど、この本は翻訳が違和感があってダメだった。やっぱりものぐさしないで、ちゃんと英語で読めば良かった・・・。上の引用もそうだけど、なんとなく不自然で、くどい。いくら変わった子でも、小学生の女の子なんだから「なんぞ」「なんぞ」はちょっと・・・。(^^; Trick or Treatを「おふせまわり」と訳すし、もう、せっかくのハロウィーンなのに! 話は素敵で、ジェニファーがエリザベスに教えているようで、実はその逆でもあったんだろうなとか、色々深読みもできそう・・・だからこそ、英語で読んだらもっともっと話に入れただろうと思うと残念。
●DWJ掲示板で発覚した衝撃の事実!? Dark Lord of Derkholm(US版)には、14章の最後にかなり長い削除箇所がある。 『ダークホルムの闇の君』の(p261 4行目〜p268)がUS版にはない!!何かの間違いかと思って何度も見たけど、やっぱりないよ?・・・その何ページかが別の場所に移動してるってことも考えにくいし。USとUKで多少削られるのは良くあることだけど、こんなに長く削ってあるのは初めて見た。ああ、ビックリした! しかし・・・今のところ、UK版はみんな在庫切れなので、原書を手に入れるためにはこの本の発売を待つしかないのかな。(にゃおさん情報ありがとうございました。)
●読書中:The Secret(Julie Garwood) ≫Read an Excerpt
今朝から読み始めて、今2章(全15章中)。1200年頃のスコットランドのハイランド地方を舞台にしたヒストリカルロマンスで、主人公はイングランドの女性。名前はジュディス・エリザベス、実はイングランド人の母とスコットランド人の父を持って生まれたのだとか(両地域は仲が激悪なので、こういうことは普通ない)。フランシス・キャサリンというジュディスの親友がいて、彼女の出産に立ち会うためにスコットランドへやって来るジュディス。敵国イングランドの女と=招かれざる客、という状態で大変なことにになる?のかな。もちろん、ジュディスの側にもスコットランドへ行く理由があって・・・で、フランシスの夫の兄イアンと云々と、まぁそんな話らしい。
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