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2004年06月20日(日) あなたにとっての太陽になりたい



誰かを守れるだけの強さが欲しいと今切実にそう思う。

本当にどうしようもないことが、この世界にはあふれてて。

本当に大切な人を支えられるだけの強さが欲しいと。


わたしも、あのひとにとっての太陽でありたい。





目を閉じれば、あのひとはいつもそこにいて。

それによってあたしはどれほど救われただろう。

あのひとの存在があたしの涙を乾かす。

あのひとはとてもとても泣き虫だから。

あのひとを守れる強さが欲しいのです。





青い空を仰げば、自分がひどくちっぽけに思えた。

じっとりと汗ばんだ肌に扇風機の柔らかな風が涼しかった。

新しい畳独特のにおいが心地よかった。

部屋にはすもものかおりが漂っていた。

一生此処でくらしたいと思った。

あたしは田舎のおばあちゃんのおうちが大好きだ。



そうしてぼうっと空を眺めながら

あのひとの、たいせつなひとになりたいと思った。

意識が朦朧としていた。

でも熱さのせいなのか上手く寝られなかった。



酷く泣きたくなって、声を抑えて静かに泣いた。




ひとつだって同じ涙はないのだ。

いつもなにか別の理由で泣いている。

思考回路が上手くまわらなかった。




うまくいえないけれど、あのひとが大好きで。

メールをくれないと寂しくて。

あたしをキープしたいんだろうなってことがよくわかるから、

それでも今もわたしはあのひとを嫌いにはなれなくて

弱さをさらけだせない。





また、べつのひとに優しさを求めてしまう。





あたしは強くないんだ。






このあいだ、しりあいの人のおとうさんが自殺未遂をしました。






でも、そんなことができるあいだは、あたし達が思うほどその人は不幸ではないのだ。









こんなにさびしいのは、熱さのせいかな?




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