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2004年05月16日(日) あたしを愛さないで良いから、誰も愛さないで。



凹んだ。

ヒロ君は中学のとき、こいつのためなら死ねるってほど好きな奴がいたって。

もちろんそれは過去で。

その子にはもう彼氏がいるって。

ヒロ君はよくわからなくなったと言った。

でもあたしには、ヒロ君がいまだその子を愛してるみたいに思えてしかたなかった。

それは被害妄想かもしれなくて。

それでも、凹んだ。



あたしにはヒロ君の気持ちは見えないから。



あたしはヒロ君を愛してるけど、彼はあたしを愛してなんかいないから。



時々、ふいに悲しくなる。

涙ばかりが溢れてどーしようも無かった。



ヒロ君がもしその子を愛しているなら

追いつづけて欲しいと思った。

あたしを愛してくれなくていいから

誰も愛さないで。

どうか、その人だけを追いつづけて。

そこまで愛しているなら、あたしはこの思いをあなたに伝えたりはしないから。

ほんとうは好きだって言いたかった。

でも言えなかった。

そこまで好きだった人をそんなに簡単に忘れてしまえるような人なら、

あたしの思い違いだ。

ヒロ君はそんな人じゃないと信じているから

だから愛したから

だから好きだとは言わなかった

散々泣いた後に

もう、告白はしないって決めた

あきらめようって決めた

まだしばらくはきっとヒロ君を愛しつづける。

でも、もうこれ以上は愛さない。



ヒロ君が誰かのものになるなんて嫌だ。

本当に愛している人なら仕方ない。

でも、適当な気持ちで誰かのものになんてならないで。



あたしは軽い気持ちでヒロ君を好きになったんじゃないよ。



そこらへんの女子と同じだと思わないで。

軽い女だなんて思わないで。

ただのファンだなんて思わないで。

あたしはあなたを追いつづけたりなんかしない。

傷ついてばかりの恋愛なんかしない。



かわいい女子に囲まれて

笑ってしゃべってるあんたを

影から見てる女だなんて思わないで



あたしが一晩中馬鹿みたいに泣いたことをあんたは知らない

あたしが酷く寂しくて悲しい夜に

甘い夢を見せてくれなかったあんたなんてもういらない

あたしは傷ついてばかりだよ

泣いてばかりだよ

みんなに優しいあんたなんか嫌い




大嫌い。




チャラチャラしてるあなたなんて大嫌い。



誰かひとりだけを。



死ぬほど好きだったその人だけを。



あなたには。



あなたにだけは。



追っていて欲しかった。




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