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2002年03月11日(月) 心情センチメンタル





教室で大声をあげて笑っていたのは、
二学期の終業式までだった。
少なくともその時は、
確かに、「学校」という場所を、
楽しめていたと思う。
学校が好きか?というアンケートに、
迷い無く「好き」だと書いたあの頃。
それは確かに真実だった。
少なくともその時は。
この虚しさと寂しさを、
勘違いしていただけ。

この前も、「好きか」と聞かれたね。
戸惑った私。
何故?
それは何故?

「楽しい」と素直にそう思う気持ちは、
ただの、私の「思い込み」で。

それはもう、通り越していたのに。
通り越していたのに。

それはもう、「助けて」の合図だったのに。
私も気づかない、小さな小さな。

この場所への、恐怖だったのに。

「楽しい」でなく、
「孤独」だったのに。

道化でしか、自分を庇えなくなって。
隠せなくなって。
だけど「道化」を気取ることで、
だれにも気づいては貰えず、
闇は深まる一方で。

この世に必要な物など何一つ無く。
必要無いのは「私」だけではなく。
それは、全てで。
間違いかもしれないけど、
それによって安心している自分が此処にいる。

どんなに想っていても
伝わらないことが山ほどあることを知っている。
どんなに手を伸ばしても
届かないものがあることを知っている。
だから、それに手を伸ばすことは「無駄」なのだと、
そう言い聞かせる自分が
一番「無駄」かのように思えて。

この気持ちをどうする事も出来ず、
深い闇に身を委ねるだけ。

こういう考え方になったことを、
誰かは笑うかもしれない。
誰かは同情するかもしれない。
しかし、彼らこそ、本当に情けの必要な、
可哀想な人々なのだと、私は思う。
この世には、気づくべき事がたくさんあって、
それを気づくのに、
彼らはあまりにも馬鹿で。
しかし私は賢すぎるのだ。
そして、酷く無力なのだ。

圧倒的孤独感でしか、闇は作れず。
私にはそれがあるのだけれど。
しかし、その正体を見極めるには、
私は酷く無力で。
いや、無気力なのだ。

「異常」であることへの、
圧倒的恐怖心。

薄々は気づいている。
これが、最後の、「合図」なのだと。
これが、本当に、気づくべき事なのだと。







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