ちづちゃんのさらさら日記




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2004年07月04日(日)


【PLAY】空飛ぶ雲の上団五郎一座「キネマ作戦」


「空飛ぶ雲の上団五郎一座『キネマ作戦』」@新宿シアターアプル。

空飛ぶ雲の上団五郎一座という劇団(?なのかな)の公演で、日替わりゲストとして若手芸人さんが呼ばれ、エレキコミックも出るというので行きました…6000円払って…(涙)。
前回三谷幸喜氏が出演したときだって我慢したのに!
エレキがこういうのにゲストで出るって貴重なのですもの…あああ、ファンはつらい。

もちろん日替わりゲストなので、エレキの出番は少しだけですよ。
なので感想はそこを中心に(笑)。

大まかなストーリーは、空飛ぶ雲の上団五郎一座という劇団が興行に間に合わせるためにいろんなフィルムをつなぎ合わせて映画を作り上げるのに四苦八苦してる、というもの。
エレキが出演した若手芸人の枠は、表向きはその劇団のお手伝いのために面接を受けて入団するのですが、実はある人に頼まれて吹き矢で暗殺を企ててる…という人物の役。
エレキ二人は「只」Tシャツ(自分達の公演の物販T)の白をお揃いで着てました(笑)。何故お揃い…

面接のシーンでネタをやるのですが、エレキは最初「やっつんバーガー」をやろうとして邪魔が入り、結局「銭湯」を。
ちゃんとした長いバージョンの「銭湯」でした。
客席はきっとエレキコミック自体を見るの初めての方が多いと思うんですけど、受けてましたー。
分かりやすいものね、エレキのネタ…。
ストーリーの中盤のあたりで出てきてしまったので、この後出てこないのかな?と思ったら、ちらちらと出番ありました。
まぁあくまで吹き矢持ってうろちょろするだけで台詞はありませんでしたけども(笑)。

エレキ以外の感想は…
一緒に行った演劇好きのお友達には「つまらなかったんじゃない?」と心配されましたが(私演劇ちょっと苦手なので)、そんなこともなかったです。
というか、ものすごく「見やすかった」。
テレビ見てるみたいでした。
出演者はほとんど知ってる顔だし、台詞は聞き取りやすいし、映像も綺麗。
映像に関しては、特にオープニングVTRが良かった!三面スクリーンで本当に空を飛んでるみたいで、あれはずっと見ていたかった。
おうちに欲しいな、三面スクリーン(笑)。

文芸部では、私筒井康隆氏のファンなのですが(とは言え最近は全然読んでないけど)、筒井氏・別役氏・井上氏などの大御所は一部分だけ担当で、署名式なのね…。
というかハッキリ言うと名義貸し程度じゃないか(笑)。プロモーションの感じでは文芸部五人ががっしり組んでみたいな売り出し方なのにー。
ほとんどは残りの人たちが書いてるんですね。ううむ。

くりぃむしちゅーは忙しいのによくこんな舞台のスケジュール入るなぁ!!と感心してたんですけど、それほど台詞も多くなく。
でも彼らが舞台に居てくれるのはかなり助かりました。
他の出演者だけだったら本当に見てるの辛かったと思う、私的には。

演劇部分で好きだったのは…うーん。
最後の方で、いとうせいこう氏扮する座長の団五郎氏(故人)が、女の子の幽霊とお話するシーンがあって、スクリーンにはちゃんと姿が映ってるのに実際の舞台の上では車椅子だけ…というのが好きだった…んですけど。
なのに、その後出てきちゃうの、団五郎が!ダメじゃん、興醒めじゃん!!
あくまでもスクリーン上だけの存在に留めておいてほしかった…。車椅子もただ置いてあるだけじゃなくて、スクリーンの団五郎氏の動きにあわせて動けばよかったのになぁ。無理かしら。

一旦物語が終わってから、おまけコントをやります!とアドリブコントをやってたんですけど、ちょっとグダグダで残念でした。
あれ不要だったのでは…。
エレキが出てくれるかと思いきや出てくれなかったし。あんなのゲストの若手芸人にやらせればいいじゃないか!一番イキイキしますよ。

てな感じでした。
あぁ、演劇久しぶりに見た…けど当分もういい(笑)。
シアターアプルは見やすくて好きですけども。ますだおかだの単独以来です、来たの…









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