ラーメンズが雑誌「Quick Japan」で短期連載してたものをまとめた本。 出たのは結構前(2002年の夏)なんですけど、やっと読みました。 というか…図書館に入ってんだな、ラーメンズの本(笑)。
真っ赤な表紙で可愛いです。 内容は小林賢太郎のつくるひと(対談)と、片桐仁のつくるひと(体験型レポ?なのか?統一性のない一日教室みたいな感じ)に、プラス少しの書き下ろしという感じ。 あの雑誌がイマイチ苦手なので、本誌連載時はたまにしか読んでなかったのですが、こうやってまとめて読むと面白かったです。
小林氏のつくるひとは、いろいろ面白い話がありました。 一番面白かったのは、漫画家の榎本俊二氏との対談中にあった、「愛の笑い」の話でした。「愛」は笑いになるという。 「…出ちゃった」も笑いましたけど(笑)。 この対談では彼はお酒を飲んでたらしく、絶好調でした。 あとは、ケンタロウ氏との対談でのおまかせ料理の話も興味深かったです。 ホントいっつもこういうこと考えてんだな、彼は。 それぞれの対談の合間に載ってるタバコを持ってフレンチポーズ(←なんとなくわかってください)の写真が可愛かったです。
片桐氏のつくるひとは、ちょっと読みにくいんですよ。 印刷が写真向きの印刷じゃないよね、これ…。 最後に収められてるHIROMIXと一緒にやったセルフポートレートの回があるんですが、その中の何点か、流し目をしている片桐氏がマジでセクシーなので必見です。色っぽいよ(笑)。こうしてるとホント美人に見えるのだがなー、彼の何が彼を片桐仁たらしめているのだろうか。謎。 あと彼の部屋が写真に写ってるんですが、小林氏と二人で撮った写真が飾ってあってビックリ。好きなのか。そうなのか。 サッカー審判の回は確実に浮いてましたね…この回でこの連載の方向性が見えなくなっている気が。 (もともとは片桐氏が芸大受かるための連載という位置づけだったらしいのだが)
小林氏のマンガは見開き2ページ掲載。あと各回の挿絵っぽく入ってるだけなのですけど、もっと見たいなぁ。
ここんとこラーメンズはいろいろ出版関係で出してたりして正直追いついておりません。「微妙ハンター」もまだ読んでないし。 しかし「微妙ハンター」はかなり購買欲をそそります。 図書館にあるといいんですけど(笑)。 |