TSUTAYAから「半額にしてあげます」ハガキが再び届いたので(というか私半額でしかレンタルしてないな、最近)、いそいそとレンタルしに。
しかしまたものすごく見たい!という作品がなかったため、何故今頃?と言われそうだけど「トゥルーマンショー」を。 (あと「チャーリーズエンジェル」もレンタルしたがこれは後述)
ストーリーのあらすじは有名なので知ってましたが、いやー、結構細かいところまで作りこまれたしっかりとした作品でした。
こういうウソ設定が大前提になってる場合、どこまでリアリティを持たせられるかというところが大事になってくると思うのですが(多少の矛盾はリアリティがあれば目を潰れる)、それがすごくしっかりしてて。 無理やりテレビに出たい!という人が押しかけてくるケースとか、反対運動が起こってるという下りとか。
ストーリーとしては、かなりロマンティックというか。 「この世界は作り物である」という幻想は、そのまま「神様がいる」という思想とつながってますよね、たぶん。 最後にトゥルーマンがそれを破って向こう側(現実世界)へ行ってしまうわけですけど、その後は全然描かれてないのでビックリしました。
私がずーっと気になってたのは、「この番組(トゥルーマンショー)を作ってる人はもちろん悪いけど、ただ観てた人には罪はないのか?」ということ。 それは全然描かれてませんでした(笑)。 そこまでやると話がデカくなっちゃうのかなー。 アメリカだったら裁判になりそうじゃないですか。 というか現実世界で賠償金出たりするのかな?
女性誌を集めて写真作ったりするシーンとか、それをテレビであの女の人が見てるシーンとかは良かったです。好きじゃない女の人と結婚しちゃうトゥルーマンはどうかと思うが。 あと生CM入るっていうのが面白かった(笑)。もっと早く気づけよ、トゥルーマン! あとねー、奥さんとかお母さんがいっつもフルメイクなのね。ずっとテレビに映ってるから(笑)。 そういう細かいところがリアリティという名の説得力を持つ、というとてもよい作品でした。 (それに比べて「○○○○」は…ブツブツ…) |