恋文
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2004年06月20日(日)

ああ、と
思わず声をたてたのは
ひとつの苺を
白い黴が一面に蔽っていたからだった

周りに侵蝕した それを
ひとつひとつの苺の肌を
削ぎ落してゆく

まぎれもない傷口で
あらわな肉が剥き出しになる

その濡れた切り口も
まだ生きたままの
苺だった







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