あなたとの会話を終えて、家に向う階段を上る。暖かな暗闇が、わたしたちの言葉を飲みこんでしまった。でも、それは必ずあなたに伝わったこと。わたしの中に満ちていたもの。階段の上では家族が待っている。そこは、わたしの確かな生活の一部。そして、あなたも、わたしの、かけがえのない人よ。