今日のような濃密な夜の片隅で、あなたと語りあう、声を潜めて。あなたは、まだ遠くにいて、見つめることもできない、触れることもできない。ただ、あなたの声を聞きながら、体温のように暖かく湿った、この夜を感じている。あなたにつながっている夜。