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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2006年04月21日(金)
「SMは人生の特効薬」(対談:団鬼六vs山田詠美)



以下、『山田詠美対談集 メン・アット・ワーク』山田詠美(幻冬舎文庫)にありました、団鬼六さんとの対談より引用メモ化♪


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★SMは人生の特効薬  団鬼六 vs 山田詠美

山田:団さんって、案外、エロティシズムに関して健全なんじゃないですか。


団:僕は健全すぎるんです。
だから浮気した女房にいろいろ聞いてみて、女の見る風景と男の見る風景の感覚の違いがわかってきましたね。だいぶ勉強させられましたよ。


(中略)


団:僕も女房が浮気したときに、M的な快楽を知りましたね。
きわめて貞淑だった女房がジーパンにやられたとき、相手の男に「おまえ、やったのか」と聞いたんですよ、弟子ですから。

そうしたら、ジーパンが「三発やりました」と。
僕なんかせいぜい一発しかできないし、十五分で終わりますよ。
それがそいつは「一発に四十分から一時間かかりますやん」と。
あのとき僕は、いちばん精神的にマゾだったと思いますね、
えらく興奮したんですよ。


山田;ほんとに精神的なマゾヒズムじゃないですか、それは。
自虐的になる快楽。


団:だから次の時からは、女房が男に会いに行くとわかると、男に電話して「おい、頑張ってこい」と言いましたね。それで、一発終わったら電話しろと言っておく。

その電話を待っているあいだが、実にイライラして、楽しいんですよ。
カーッとして。それで電話がかかってきて、「いま一発やりました」と。
いちいち報告させるわけ。


山田:それ、その男性と団さんのあいだでSM関係が成り立ってるんじゃないですか。


団:そうかもしれませんね。でも、やっぱり僕は基本的にSですからね。
どうも男のMというのはわかりにくい。(p245−248)

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これを読んで、「さすが、エロティシズム文学の最高峰、団鬼六だな♪」と思った(笑)。

あ、勘違いされると何なので、念のため書いておきますと、私はSMの趣味はありませんので悪しからずw。

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#Photo by sectionz, Title: Untitled, Source Site: Flickr
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