以下、とりとめもなく思うことを色々と文章化。
まず「ライブドア」という文字を目にすると条件反射的にクリックしたくなってしまうここ数日であることは間違いありませんなぁ、ふむ。
というか、
昨年末の日記にも書いたとおり、“去年末まで”私はライブドアの株主だったのですが(→年末に売りました、はい。)、まさかこんなに早く崩壊するとは思っておりませんでした、はい。。
というか、なにせ私はオン・ザ・エッジの頃からライブドア社には(良い意味でも悪い意味でも)注目しておりましたし、「気づいていなかった」とか「そんなアクドイことをする会社だとは思っていませんでした」とか「堀江さん、サイテー、ヒドイw」などどいうような発言をする権利さえもありませぬ。ええ、認めます。こうなることは気づいておりました、はい。
というのも、決算書はもちろんのこと財務諸表も当然読んでおりましたし、また、松井道夫氏の発言「株価水準が利益からでは説明できないぐらい高い」「訳の分からない株式分割をする」「投資家心理を手玉に取っている」「市場を自分の財布のように考えている」(http://blog.livedoor.jp/toi/archives/7530607.html)というのも、当時から知っておりましたし、また納得してもおりました。
しかし、ライブドア株をここ2,3年以内に購入し始めたばかりの個人投資家様方の半分以上は「気づいていなかった」と思うのです。堀江氏のメディア戦略に乗せられて株を買ってしまった彼らこそが「被害者」なのかもしれません。。
が、悲しいことに、市場の世界は「自己責任」の世界なのです。。普通に生きている人のメンタリティではダメなのです。自分の認知フレームを適正な水準に保つことから始めなくてはならないのです。なのに、この前の総会の時にしみじみ感じたのですが、彼らは「感情」によって「買っている」のです、株を。「相場の心」を読む、のではなく、「自分の心」のままに買っている方が多いのです。信じられないことに、事実、そうなのです。。
そもそも、ライブドアという会社はファイナンス的手法を多用することで成長してきた会社だということはみんな知っていたはずですし、ライブドア=事業規模拡大志向の企業であることもみんな知っていたはずなのに、です。(だからこそ、個人投資家の多くからは「投機的銘柄と認識されていた」のである。)
というか、堀江社長は近年、テレビに出たり選挙に出たりと(悪いことしてきた割に)「調子に乗りすぎ」でしたよね。。しかし、もしかするとですが、社長自身は「調子に乗りすぎ」な自分自身に気づいていなかったかもしれませんよなぁ。。
気づいてなかったとしても何も不思議はありませんよなぁ、、。おそらく堀江社長の周囲におります方々は、彼が“気づかないように”細心の注意を払って、堀江さんを「調子に乗せていた」のかもしれませんよね。。「側近ほど恐ろしいものはない」ということを、彼は忘れていたのかもしれません。
あ、そういえば、堀江さんの名言「金で買えないものはない」は賛否両論でしたね。。しかこの言葉を真とすると、今回は雲行きが怪しいかもしれませんね。。でもまぁ、今回の件は「金で買える程度の」弁護士の顔を拝見できる貴重なチャンスなのかもしれませんし、この事件は今後こそが興味深いです。
★今日の名言★
『人生には何千もの小さな分かれ道がある。
そして非常に大きな分かれ道もいくつかある。
そのときにこそ真実が明らかになる。』
(L・アイアコッカ)