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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2005年12月23日(金)
女性の社会進出は少子高齢化を止めることができるか?


以下昨夜のWBS「激論!! 人口減少は怖くない?」という特集を見て思ったこと。


昨夜のWBSの特集「激論!! 人口減少は怖くない?」は、なぜか猪口邦子氏(少子化担当大臣)と榊原英資氏(慶応大学教授)の激論になってしまっておりまして、ちと不謹慎な感想ではありますが、見ていてかなり面白かったし、笑いが止まらなかったです、はい(笑)。



中でも、面白すぎたのは以下の場面。

猪口邦子氏が上の『女性(25〜34歳)の労働力率と合計特殊出生率(国際比較)』という図表を持ち出し、「女性が働きやすい環境を整えれば、出生率も増加するんです!」という主張を展開しようとしたその矢先に。。


榊原英資氏が「いや、これは経済学の問題なんですけどね、その図表からはそういう結論は出ないんですよw」「二つの変数だけとって、そこに相関がある、とは言えないんですよw」「北欧などは、非婚出子に差別がなかったり、家族のかたちが日本とは違うから、女性が子供を産みやすいというのも要因の1つですよねえ、働きやすいから、だけではないですよねえw」


などど、「あまりにも経済学的に正しい主張」で反論なされたので、猪口邦子氏ご本人だけでなく、キャスターの皆さまもシドロモドロになってしまい、猪口邦子氏が勢い込んで喋れば喋るほど、氏が言うところの「少子化対策は無駄なんじゃないか。。」と視聴者に思われてしまうような妙な雰囲気になってしまい、最後は、キャスターさんが榊原英資氏に「もっと女性の身になってくださいよw」などど、わけのわからないフォローを入れて下さったおかげで何とか終了という流れ。。


私が経済学寄りの人だからかもしれないけど、榊原英資氏の主張は、まったく正しいように私には思われた。要するに、女性を労働力化するだけでは"日本"の少子化は止まらない、ということ。


もっと言えば、猪口邦子氏を筆頭に政策に影響を及ぼす力のある方々が、「本当に女性の身になって考える♪」をした場合、「働きやすい環境を整え、人口減少に伴う労働力不足を補うために女性の労働力率を上げ、さらに子供を産ませる」というような政策を「少子化対策として」実施するはずないと思うし。。(→それって「少子化対策」じゃなくて正しくは「労働力増大対策」なんじゃないんでしょうかねえ、ふむ。)


ということで。榊原英資教授は相変わらず率直でなおかつ面白い方だな、と思った、という日記でありました。。w


参考:同意見の方を発見したのでメモ♪
★女性の社会進出は少子高齢化を止めることができるか
http://ameblo.jp/shibuya1/entry-10007342398.html
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