以下昨夜の
WBS「激論!! 人口減少は怖くない?」という特集を見て思ったこと。
昨夜の
WBSの特集「激論!! 人口減少は怖くない?」は、なぜか猪口邦子氏(少子化担当大臣)と榊原英資氏(慶応大学教授)の激論になってしまっておりまして、ちと不謹慎な感想ではありますが、見ていてかなり面白かったし、笑いが止まらなかったです、はい(笑)。
中でも、面白すぎたのは以下の場面。
猪口邦子氏が上の
『女性(25〜34歳)の労働力率と合計特殊出生率(国際比較)』という図表を持ち出し、「女性が働きやすい環境を整えれば、出生率も増加するんです!」という主張を展開しようとしたその矢先に。。
榊原英資氏が「いや、これは経済学の問題なんですけどね、その図表からはそういう結論は出ないんですよw」「二つの変数だけとって、そこに相関がある、とは言えないんですよw」「北欧などは、非婚出子に差別がなかったり、家族のかたちが日本とは違うから、女性が子供を産みやすいというのも要因の1つですよねえ、働きやすいから、だけではないですよねえw」
などど、「あまりにも経済学的に正しい主張」で反論なされたので、猪口邦子氏ご本人だけでなく、キャスターの皆さまもシドロモドロになってしまい、猪口邦子氏が勢い込んで喋れば喋るほど、氏が言うところの「少子化対策は無駄なんじゃないか。。」と視聴者に思われてしまうような妙な雰囲気になってしまい、最後は、キャスターさんが榊原英資氏に「もっと女性の身になってくださいよw」などど、わけのわからないフォローを入れて下さったおかげで何とか終了という流れ。。
私が経済学寄りの人だからかもしれないけど、榊原英資氏の主張は、まったく正しいように私には思われた。要するに、女性を労働力化するだけでは"日本"の少子化は止まらない、ということ。
もっと言えば、猪口邦子氏を筆頭に政策に影響を及ぼす力のある方々が、「本当に女性の身になって考える♪」をした場合、「働きやすい環境を整え、人口減少に伴う労働力不足を補うために女性の労働力率を上げ、さらに子供を産ませる」というような政策を「少子化対策として」実施するはずないと思うし。。(→それって「少子化対策」じゃなくて正しくは「労働力増大対策」なんじゃないんでしょうかねえ、ふむ。)
ということで。榊原英資教授は相変わらず率直でなおかつ面白い方だな、と思った、という日記でありました。。w
参考:同意見の方を発見したのでメモ♪
★女性の社会進出は少子高齢化を止めることができるか
http://ameblo.jp/shibuya1/entry-10007342398.html