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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2005年12月19日(月)
直島 ―あなたの触覚を喜ばせる場所―
今月の上旬に、前々から行きたかった香川県の直島という島へ行ってきました。直島は人口3800人、周囲16.5kmの小さな島。


株式会社ベネッセコーポレーションがこの島で展開している現代アート活動の総称「ベネッセアートサイト直島」は有名なのでご存知の方も多いはず。というか、もちろん私もこれを目当てに行ったわけなのでありました♪


以下、忘れないうちに感想を軽めに日記化しておきまする。


やはり、思い出深いのは地中美術館。あの美術館を訪れて初めて原研哉氏の言うところの" haptic"(=触覚の。触覚を喜ばせる)アート、という意味が体感的に理解(=realize)できました、はい。(詳しくは『HAPTIC ―五感の覚醒』株式会社竹尾 (著), 原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所 (著)を参照w)(注;ちなみにこの美術館は、安藤忠雄氏の作品で、建築物自体がアートなので撮影は禁止なのでありました。なので写真はナシなのであるよ。。w)


特にモネの部屋は素人目に見ても秀逸。美術館って通常は、絵画を見る人の目が疲れないように壁をホワイトにはしない傾向があるらしいのだけれど、地中美術館のモネの部屋の壁は全面真っ白。だけど絵画が恐ろしいほどに引き立っていたのでありました。


あれは建築の力も大きいけれども、より根本的にはやはりモネだからこそ、なのでありましょう。モネの絵を一言で言い表すとするのならば、それは「光の芸術」なワケで、ホワイトに負けるor負けないというような低次元の問題じゃなく、モネの作品が“光そのもの”であることを一般人に分かりやすい形で体感させるために、あえてホワイトの壁を選択したのだろうなぁ、ふむふむ、などど思い一人で納得したりしておりました、はい。。w


それと直島・家プロジェクト「南寺」もかなり良かったです、はい。ジェームズ・タレルの「Backside of the Moon(バックサイド・オブ・ザ・ムーン)」という“作品”を“体験”できる“お寺”なのですが、というか、この説明だけだと絶対に伝わらないので興味をお持ちの方はぜひ行ってみることをオススメしますが、なぜにこれが「お寺」なのか?という意味が、行ってみるとストンと理解できるのであるよ。


一言で言えば、どんな宗教を信仰している方でも納得できる「神」に出会える場所、かもしれないです、あそこは。宗教的な対立を必要とさえしない絶対的な“何か”を発見できる場所であり、少なくとも私はその“何か”が薄っすらとではありますが掴めたような気がしますです、はい。

というコトであんまり長くなるのも何なのでこのへんで〆。
というか、この日記を通して知り合い現地で一緒に旅をしてくださった、ことサンに激しく感謝しまする♪。ことサンのようなステキな女性と出会うチャンスがあるからこそこの日記は止められないのであるよ、あは♪写真は「南寺」です、はいw
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